ラブラドール地方
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ラブラドール地方(ラブラドールちほう、Labrador、ラブラドール海岸 Coast of Labrador とも)はカナダの大西洋岸、アトランティック・カナダにある地域。ベルアイル海峡で隔てられたニューファンドランド島とともに、ニューファンドランド・ラブラドール州を形成している。ラブラドール地方は西側一帯をケベック州と、最北端でヌナブト準州とそれぞれ接している。ラブラドール半島の東海岸のごく一部分にあたるが、その面積は269,073.3 平方km (ニュージーランドとほぼ同じ広さ)にも及びニューファンドランド・ラブラドール州の70%以上を占め、手付かずの森林やツンドラが広がっている。
- 1 ラブラドール地方とは
- 2 ラブラドール地方の概要
- 3 ラブラドールの自治と独立の動き
ラブラドール地方 (ヌナツィアヴト地域)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/14 17:09 UTC 版)
「イヌクティトゥット語」の記事における「ラブラドール地方 (ヌナツィアヴト地域)」の解説
ヌナツィアブト方言 (Nunatsiavummiutut ᓄᓇᑦᓯᐊᕗᒻᒥᐅᑐᑦ 、政府文書では時折 Labradorimiutut とも)は、かつてはニューファンドランド・ラブラドール州のラブラドール地方北部全域で使われた。明確な記法があり、1760年代、グリーンランドのモラヴィア教会に入ったドイツ人宣教師が考案したものである。他のイヌクティトゥット語と異なる記法や、他のイヌイット・コミュニティーとの距離的な隔絶により特徴的な方言を形成する。この方言では、彼ら自身の方言をイヌトゥット Inuttut (ᐃᓄᑦᑐᑦ) と呼んでいる。 ヌナツィアヴト話者の4,000人超がイヌイットの血を引くと主張するのに、2001年の統計では、自分をイヌクティトゥット語母語話者と認識した人は550人のみと報告され、特にナイン (en) の町で顕著である。ラブラドルにおいてはイヌクティトゥット語は危機に瀕していると言える。 ヌナツィアヴト方言はまた分岐があり、世評によれば西部イヌクティトゥット方言に近く、話者はリゴレット近辺 (en) に暮らすと言われている。しかし1999年の新聞報道では、その地域での話者はかなり高齢の3人のみであった。
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