ミッドガルド大陸中東部・上空の勢力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/07 00:43 UTC 版)
「ユグドラシル宇宙」の記事における「ミッドガルド大陸中東部・上空の勢力」の解説
黒の森 ウェストリの北部にある針葉樹林。狼頭のヒューマノイドであるシリウスの領域。シリウスは遊牧民族であり自国の土地という認識は通常もたないが、黒の森だけは「聖地」という認識をもっており他種族が踏み荒らすのを許さない。 10年前の真帝国のウェストリ侵攻の際、真帝国軍がこの森を侵攻ルートに使ったために激しい戦いが起こった。この戦いはシリウスたちの間では「鬼竜の役」、真帝国では「黒の森冬季戦」と呼ばれる。 黒の森はイデアを持つ文化圏である。黒の森のイデアはシリウスの祖霊の魂が還るといわれる秘石【運命の石】である。シリウスの部族の頭を決める祭具でもあるが、「鬼竜の役」の後に帝国に奪われてしまっている。 ムント高地 ミッドガルド大陸の西方北部にあるミョルニル山は円筒の形をした巨大な山であり、伝説ではラグナロクで使われたトール神の槌であるともされる。ムント高地はこのミョルニル山のふもとにある険しい峡谷地域である。高山民族ドヴェルグの支配地域であり、彼らは雷石機関によって作られた飛空艇を駆って、真帝国やG=M社の飛行船を襲う空賊を生業としている。 ミッドガルド大陸の西方は東端を奈落の亀裂に阻まれており、ムント高地は大陸の東西を結ぶ数少ない空路として重要な地域でもある。 ムント高地はイデアを持つ文化圏である。ムント高地のイデアは【上位精霊の宿った大雷石】である。雷石機関は雷石に宿る精霊の働きを持って動くのだが、雷石の精霊たちは全てこの上位精霊によって支配されている。 ヤシマ ミッドガルド最東端にある島国。日本の幕末をモチーフにした文化を持ち、長らく鎖国を続けている。 ラグナロクを生き残った神アマテラスの恩寵深き国で、はるか上空にある軌道神社から国土を見守っている。それゆえに真帝国も下手には手を出せずに現状では干渉していない。 ヤシマはイデアを持つ文化圏である。ヤシマのイデアは軌道大社に安置されている【ヤタノカガミ】であり、アマテラスのマナの源である。 アガルタ ヤシマ本島とミッドガルド大陸の中間にある小さな島国。琉球をモチーフにした文化を持つ。 50年前にヤシマの豪族である宮門家の侵攻を受け、その事実上の植民地と化している。鎖国しているヤシマが唯一諸外国に対して門戸を開いている場所であり、いわゆる出島の機能を持つ。 ヤシマの開国派が様々な活動をしている場所であり、アガルタのヤシマ支配を支える武装警察「烈風隊」がそれの取り締まりに追われている。 シュメル ユグドラシル宇宙の様々な世界につながる次元転移装置が設置された空中島。ここを管理していたアルフはすでに世界を去り、現在は転移ゲートを制御する生体コンピュータ・ヴァーハナ族と、一体のヴァルキリーが住まうのみとなっている。 その存在は地上の種族にも知られているが、ミッドガルド大陸のかなりの高空に存在するうえ、特殊なフィールドで守られているため簡単には手を出せない。
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