ミセス&ミセスとは? わかりやすく解説

ミセス&ミセス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/15 03:16 UTC 版)

ミセス&ミセス
ジャンル ワイドショー
出演者 高峰三枝子
うつみ宮土理
上岡龍太郎
ほか
オープニング ボブ・ジェームス「Take Me to the Mardi Gras」
製作
制作 日本テレビ
放送
放送国・地域 日本
115分番組時代
放送期間1977年4月4日 - 1978年3月31日
放送時間平日 9:00 - 10:55
放送枠日本テレビ系列平日午前のワイドショー枠
放送分115分
85分番組時代
放送期間1978年4月3日 - 1979年3月30日
放送時間平日 9:30 - 10:55
放送枠日本テレビ系列平日午前のワイドショー枠
放送分85分
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ミセス&ミセス』(ミセスアンドミセス)は、日本テレビ系列局ほかで1977年4月4日[1]から1979年3月30日まで放送されていた日本テレビ製作の朝のワイドショーである。

概要

この番組から9時放送開始となったことで、同時ネットでの放送、9:30飛び乗りネットでの放送と放送時間がそれぞれ振り分けられた(1978年3月まで、後番組の『ルックルックこんにちは』も開始~1986年3月は同様)。

初の音声多重放送実施

1978年9月28日(木曜日) 10時1分、日本テレビは本番組で世界初となるテレビ音声多重放送を開始した[2][3]。ただし、これを行っていたのは日本テレビのみだった。

同年9月22日にNHK(東京・大阪)および民放全キー局に音声多重放送の予備免許が下りた直後、かねてから音声多重放送の準備を進めてきた日本テレビは、放送設備の完工検査について郵政省からいち早くOKを取ったうえで、9月28日に関東電波監理局から本免許を付与された直後に即本放送の実施に踏み切ることとしたものである[4]

この日、日本テレビGスタジオには服部安司郵政大臣小林與三次日本テレビ社長がセレモニーに出席。服部郵政相が2か国語放送のスイッチを入れ、それに引き続いての同郵政相の挨拶が、英語による同時通訳(副音声)と共に放送された。さらにその後、ステレオ放送という形で、新音楽協会による演奏が放送された[5]

放送時間

すべて日本標準時で表記する。

  • 平日 9:00 - 10:55 (1977年4月4日 - 1978年3月31日)
  • 平日 9:30 - 10:55 (1978年4月3日 - 1979年3月30日) - 『竹村健一の世相講談』の放送開始によって30分縮小。

司会

曜日ごとに担当者がおり、それぞれ担当曜日のみに出演するという形を取っていた。

レギュラー

放送局

系列は放送当時のもの。当時は8:30 - 9:30にテレビ朝日製作の『モーニングショー』を放送する所が多く、該当局の殆どが9:30 - 10:30での飛び乗りネットを行っていた。

放送対象地域 放送局 系列 9:00開始時代のネット形態 備考
関東広域圏 日本テレビ 日本テレビ系列 製作局
北海道 札幌テレビ 同時ネット
青森県 青森放送 日本テレビ系列
テレビ朝日系列
部分ネット 放送時間は9:30 - 10:45となっていた[7]
岩手県 テレビ岩手
宮城県 ミヤギテレビ 日本テレビ系列 同時ネット
秋田県 秋田放送 部分ネット
山形県 山形放送
福島県 福島中央テレビ 日本テレビ系列
テレビ朝日系列
山梨県 山梨放送 日本テレビ系列
長野県 信越放送 TBS系列
中京広域圏 中京テレビ 日本テレビ系列 同時ネット
富山県 北日本放送 部分ネット
石川県 北陸放送 TBS系列 1978年10月27日打ち切り
福井県 福井放送 日本テレビ系列
近畿広域圏 よみうりテレビ 日本テレビ系列 同時ネット
鳥取県島根県 日本海テレビ 日本テレビ系列 部分ネット
広島県 広島テレビ 日本テレビ系列 同時ネット
山口県 山口放送 時差ネット 1978年9月打ち切り[8]
香川県 西日本放送 同時ネット 当時の放送対象地域は香川県のみ
徳島県 四国放送 部分ネット ネット開始・打ち切り時期不明[9]
愛媛県 南海放送
高知県 高知放送
福岡県 福岡放送 同時ネット
長崎県 長崎放送 TBS系列 部分ネット
熊本県 熊本放送
大分県 大分放送
宮崎県 宮崎放送
鹿児島県 南日本放送
沖縄県 琉球放送

脚注

  1. ^ 日本テレビ放送網株式会社社史編纂室 編『大衆とともに25年 沿革史』日本テレビ放送網、1978年8月28日、546頁。NDLJP:11954641/289 
  2. ^ 毎日新聞毎日新聞社、1978年9月28日付朝刊・夕刊。 
  3. ^ 中日新聞中日新聞社、1978年9月28日付夕刊。 
  4. ^ 読売新聞読売新聞社、1978年9月23日付朝刊・1978年9月28日付夕刊。 
  5. ^ 『毎日新聞』毎日新聞社、1978年9月28日付夕刊。 
  6. ^ 同年の参議院議員選挙出馬のため、当初は出演していなかった。
  7. ^ 東奥日報』東奥日報社、1977年9月27日 - 1979年3月31日朝刊。 
  8. ^ 打ち切りのいきさつについては該当項目を参照。
  9. ^ 毎朝新聞』毎朝新聞社、1978年3月3日朝刊。 
日本テレビ系列 平日午前のワイドショー
前番組 番組名 次番組
あなたのワイドショー
(1972年4月3日 - 1977年4月1日)
ミセス&ミセス
(1977年4月4日 - 1979年3月30日)
ルックルックこんにちは
(1979年4月2日 - 2001年3月30日)
日本テレビ 平日9:00枠
愛のサスペンス劇場 再放送
※9:00 - 9:25
われら夫婦
※9:25 - 9:30
【平日10:55枠へ移動】
ミセス&ミセス
(1977年4月4日 - 1978年3月31日)
【1978年4月廃枠】
竹村健一の世相講談
(1978年4月3日 - 1979年3月)
日本テレビ 平日9:30枠
あなたのワイドショー
(1972年4月3日 - 1977年4月1日)
ミセス&ミセス
(1977年4月4日 - 1979年3月30日)
ルックルックこんにちは
(1979年4月2日 - 1986年4月18日)
※8:30 - 10:25
ある日の家族
※10:25 - 10:30
奥さまは魔女 再放送
※10:30 - 11:00




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