ボルボS40とは? わかりやすく解説

ボルボS40

ボルボS40

  S40 2.4 S40 2.4i S40 T-5 S40 T-5 AWD
車名型式
  ボルボ
CBA-MB5244
ボルボ
CBA-MB5244
ボルボ
DBA-MB5254
ボルボ
DBA-MB5254A
寸法・重量
全長mm 4,470 4,470 4,470 4,470
全幅mm 1,770 1,770 1,770 1,770
全高mm 1,450 1,450 1,450 1,470
ホイールベースmm 2,640 2,640 2,640 2,640
トレッド[前/後](mm) 1,535/1,530 1,535/1,530 1,535/1,530 1,535/1,530
最低地上高(mm) 135 135 135 150
車両重量(kg)※1 1,450 1,450 1,460 1,550
車両総重量(kg)※1 1,725 1,725 1,735 1,825
乗員定員
定員(名) 5 5 5 5
エンジン
種類 DOHC水冷直列5気筒横置き・20バルブ可変バルブタイミング機構付) DOHC水冷直列5気筒横置き・20バルブ可変バルブタイミング機構付) インタークーラーターボチャージャーDOHC水冷直列5気筒横置き・20バルブ可変バルブタイミング機構付) インタークーラーターボチャージャーDOHC水冷直列5気筒横置き・20バルブ可変バルブタイミング機構付)
型式 B5244 B5244 B5254
(ターボ付)
B5254
(ターボ付)
内径×行程(mm) 83.0×90.0 83.0×90.0 83.0×93.2 83.0×93.2
総排気量(c.c.) 2,434 2,434 2,521 2,521
圧縮比 10.3:1 10.3:1 9.0:1 9.0:1
燃料供給装置 電子燃料噴射 電子燃料噴射 電子燃料噴射 電子燃料噴射
最高出力[kW(ps)/rpm]DIN 103(140)/5,000 125(170)/6,000 162(220)/5,000 162(220)/5,000
最大トルク[Nm(kgm)/rpm]DIN 220(22.4)
/4,000
230(23.5)
/4,400
320(32.6)
/1,500-4,800
320(32.6)
/1,500-4,800
使用燃料/燃料タンク容量(ℓ) 無鉛プレミアム/62 無鉛プレミアム/62 無鉛プレミアム/62 無鉛プレミアム/57
トランスミッション
方式 電子制御前進5速A/T※2
ロックアップ機構付)
ギアトロニック
電子制御前進5速A/T※2
ロックアップ機構付)
ギアトロニック
電子制御前進5速A/T※2
ロックアップ機構付)
ギアトロニック
電子制御前進5速A/T※2
ロックアップ機構付)
ギアトロニック
変速比 第1速 4.657:1 4.657:1 4.657:1 4.657:1
 〃   第2速 3.032:1 3.032:1 3.032:1 3.032:1
 〃   第3 1.983:1 1.983:1 1.983:1 1.983:1
 〃   第4速 1.342:1 1.342:1 1.342:1 1.342:1
 〃   第5速 1.018:1 1.018:1 1.018:1 1.018:1
 〃   後退 5.113:1 5.113:1 5.113:1 5.113:1
最終減速比前輪 2.440:1
2.440:1
2.269:1
2.269:1
[変向機 0.390:1]
後輪 2.560:1
駆動
方式 2輪駆動 2輪駆動 2輪駆動 電子制御AWDシステム
ステアリング
ハンドル位置 右/左 右/左 右/左
方式 パワーアシストラック&ピニオン
スプリット・ステアリングコラム
パワーアシストラック&ピニオン
スプリット・ステアリングコラム
パワーアシストラック&ピニオン
スプリット・ステアリングコラム
パワーアシストラック&ピニオン
スプリット・ステアリングコラム
ロック・ツー・ロック(回転 2.8 2.8 2.8 2.8
サスペンション
前輪 マクファーソンストラット式 マクファーソンストラット式 マクファーソンストラット式 マクファーソンストラット式
後輪 マルチリンク式 マルチリンク式 マルチリンク式 マルチリンク式
ブレーキ
ブレーキ パワーアシスト4輪ディスクブレーキABS付ダイヤゴナルタンデム・マスターシリンダー式スライディング・キャリパー方式 パワーアシスト4輪ディスクブレーキABS付ダイヤゴナルタンデム・マスターシリンダー式スライディング・キャリパー方式 パワーアシスト4輪ディスクブレーキABS付ダイヤゴナルタンデム・マスターシリンダー式スライディング・キャリパー方式 パワーアシスト4輪ディスクブレーキABS付ダイヤゴナルタンデム・マスターシリンダー式スライディング・キャリパー方式
ホイール
スチールラジアルタイヤ 205/55R16 205/55R16 205/55R16 205/55R16
リム材質 6.5J×16
アルミ合金
6.5J×16
アルミ合金
6.5J×16
アルミ合金
6.5J×16
アルミ合金
最小回転半径(m)
  5.3 5.3 5.3 5.3
燃料消費率10・15モード申請値)[km/ℓ]
  9.5 9.5 9.7 8.3

※1 チルトアップ機構電動ガラス・サンルーフ装着時は、車両重量および車両総重量が10kg増加いたします
※2 ウインターモード切り替え機構付。


ボルボ・S40

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/10 01:37 UTC 版)

S40(Volvo S40)はボルボ・カーズ1995年から2012年まで製造・販売していたセダン型の乗用車である。

歴史

初代

ボルボ・S40(初代)
1995年 - 2004年
前期型(1995年-2000年)
後期型(2000年-2004年)
概要
製造国 オランダ
販売期間 1995年 - 2004年
デザイン ピーター・ホルベリー
ボディ
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドアセダン
駆動方式 前輪駆動/四輪駆動
パワートレイン
変速機 4速・5速AT / 5速MT
前:マクファーソンストラット
後:マルチリンク
前:マクファーソンストラット
後:マルチリンク
車両寸法
ホイールベース 前期:2,550mm
後期:2,557mm
全長 前期:4,470mm
後期:4,521mm
全幅 前期:1,720mm
後期:1,717mm
全高 前期:1,410mm
後期:1,423mm
車両重量 1,330 - 1,405kg
系譜
先代 ボルボ・460
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前期型(1995年 - 2000年)

ボルボ・460の後継モデルとして当初はS4として計画されたが、アウディ・A4のスポーツモデルであるアウディ・S4と名称が重複することからS40に変更された。

製造工場は、オランダボルボ三菱自動車工業フォード合弁事業)のネッドカー工場。三菱・カリスマとプラットフォームを共有する。主にオーストラリア、北アメリカおよび南アメリカ、および極東で販売された。

英国のデザイナー、ピーター・ホルベリーがデザインを手がける。

S40はユーロNCAPで4つ星を得た最初の車種であった。

後期型(2000年 - 2004年)

2000年7月、内外装のマイナーチェンジを実施。ヘッドランプ・テールレンズの変更およびブレーキ径の拡大、タイヤの大型化の他サスペンションの改良などが行われた。

ボルボ独自の安全装備である乗員保護システムWHIPSが装備される。WHIPSとは追突時の乗員の動きに合わせてシートがリクライニングし「むち打ち症」などの長期後遺症のリスクを軽減するシステムである。

2代目

ボルボ・S40(2代目)
2004年 - 2012年
前期型(2004年-2007年)
後期型(2007年-2012年)
概要
製造国 ベルギー
販売期間 2004年 - 2012年
ボディ
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドアセダン
駆動方式 前輪駆動/四輪駆動
プラットフォーム ボルボ・P1プラットフォーム
パワートレイン
変速機 6速DCT
5・6速AT
5・6速MT
前:マクファーソンストラット
後:マルチリンク
前:マクファーソンストラット
後:マルチリンク
車両寸法
ホイールベース 2,640mm
全長 4,475mm
全幅 1,770mm
全高 前輪駆動:1,452mm
四輪駆動:1,470mm
車両重量 1,399 - 1,550kg
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前期型(2004年 - 2007年)

2004年5月に発売。

プラットフォームは、マツダ・アクセラフォード・フォーカスなどと共通の「フォード・C1プラットフォーム」(「ボルボ・P1プラットフォーム」)を用いている。

衝突安全性においては、ボディが複数のクランプルゾーン(衝撃吸収前後ボディ構造)で構成され、側面には「SHIPS」、後方には「WHIPS」と呼ばれるボルボ独自のシステムが装備されている。

エンジンは1.6L・1.8L・2.0Lの直4DOHCガソリン(同じフォードグループのマツダが開発)と2.4L・2.4Lターボ直5DOHCガソリン、1.4L・2.0Lの直4DOHCディーゼルと2.4Lの直5DOHCディーゼルがラインナップされている(ディーゼルは北米では販売されていない)。駆動方式は前輪駆動/四輪駆動

後期型(2007年 - 2012年)

2007年9月、フェイスリフトが行われ、後期型となる。エントリーモデルとして「2.4Aktiv」を新設し、ラインナップを一新する。

2009年3月、新しく導入された直列4気筒 2.0リッターのガソリンエンジンと、新開発の6速デュアルクラッチトランスミッションを組み合わせた「2.0e」をラインナップに追加。

2012年ハッチバックモデルのV40(2代目)発売に伴い、セダンはこのモデルを最後に廃止となる。

モータースポーツ

1998年のBTCCに出場したジャンニ・モルビデリのS40。
  • 1998年 英国ツーリングカー選手権 (BTCC)に2台フル参戦。ドライバーは、リカルド・リデルと元F1ドライバーのジャンニ・モルビデリのコンビ。ボディーカラーは、シルバー/ブルーに変更された。リデルは日産・プリメーラを駆るアンソニー・レイドとのタイトル争いを制して初のドライバータイトルを獲得した。スウェーデンツーリングカー選手権 (STCC)にも参戦を開始。ドライバーは、昨年と一昨年850をドライブして2年連続チャンピオンを獲得した、ヤン・ニルソンジェーンズ・エドマンが参戦。チームはシアン・レーシング。合計6勝する好成績を残し、ドライバーランキングは、ニルソンが2位、エドマンは9位となった。STCCと同じく同年はオーストラリア・スーパーツーリング選手権 (ASTC)にも参戦を開始。ドライバーはジム・リチャーズ。オーストラリアのマウント・パノラマ・サーキットで行われる耐久レース、バサースト1000にも2台参戦。リカルド・リデル/ジム・リチャーズ組とヤン・ニルソン/ティム・ハーベイ組がそれぞれ参戦。リデル/リチャーズ組が総合優勝を果たしている。
  • 1999年 英国ツーリングカー選手権 (BTCC)に2台がエントリー。ドライバーはリカルド・リデルとヴィンセント・ラダーメッカ。この年のBTCCは日産勢が他のチームを圧倒しており、2年連続のドライバータイトル獲得は果たせなかったが、リデルはこの年も4勝を挙げ、日産のローレン・アイエロデイビッド・レズリーに次ぐシリーズ3位となった。オーストラリア・スーパーツーリング選手権にも2台が参戦。ドライバーはジム・リチャーズがフル参戦し、キャメロン・マクリーン、マーク・ウィリアムソン、マーク・アダトーンが交代で参戦した。リチャーズがドライバーランキング2位を獲得し、アダトーンも6位と好成績を残した。BTCCとASTCからは、同年をもって撤退した。スウェーデン・ツーリングカー選手権 (STCC)にも2台がフル参戦。エドマンとニルソンが引き続き続投した。
  • 2000年 引き続きスウェーデンツーリングカー選手権 (STCC)に2台フル参戦。ドライバーはヤン・ニルソンと昨年のチャンピオンでアウディから移籍してきた、マティアス・エクストローム。チャンピオンには届かなかったが、それぞれ3勝する好成績を残し、ドライバーランキング3位にエクストローム、ニルソンも4位に入った。この年の最終戦には3台目がスポット参戦。ドライバーは3年振りにS40をドライブすることになったケルヴィン・バート。
  • 2001年 スウェーデンツーリングカー選手権 (STCC)に2台がフル参戦。ドライバーはヤン・ニルソンとチームに復帰したジェーンズ・エドマン。最終戦には3台目がエントリーし、1998年のBTCCチャンピオンのリカルド・リデルがスポット参戦した。リデルは昨年のBTCCでフォード・モンデオをドライブしており、1年振りにS40をドライブした。ドライバーランキングは、ニルソン2位。エドマンも3位となった。
  • 2002年 引き続きスウェーデンツーリングカー選手権 (STCC)に2台参戦 。ドライバーはニルソンが残留し、新たにエドワード・サンドストロームをチームメイトに迎えた。ニルソンが年間ドライバーズランキング2位を獲得し、マニュファクチャータイトルを獲得した。この年限りでS40はS60に代わる形となりSTCC参戦を終了した。同年STCCにも参戦していたジャリエ・ガスランドがノルウェーツーリングカー選手権に参戦。第2大会からS40に乗り換えてシーズン終了まで参戦し、シリーズチャンピオンを獲得した。

関連項目

リンク

ウィキメディア・コモンズには、ボルボ・S40に関するカテゴリがあります。




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