ボルボ F88とは? わかりやすく解説

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ボルボ F88

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/11 19:32 UTC 版)

ボルボ F88/F89
1975年 ボルボ F88
概要
販売期間 1965年 - 1977年
ボディ
ボディタイプ 大型トラック
駆動方式 後輪駆動
パワートレイン
エンジン ボルボOHV 直列6気筒ディーゼルエンジン
変速機 8/16速MT
車両寸法
車両重量 17トン - 26.5トン
その他
生産台数 約6万1200台
系譜
先代 ボルボ・タイタン
後継 ボルボ・F10/F12
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F88/F89は、スウェーデン自動車メーカーであるボルボ1965年から1977年にかけて生産した大型トラックである[1]

現在のボルボの基礎となったモデルで、F88は世界的にヒットし、耐久性の高いキャブオーバートラックとして好評であった。

概要

F88

F88のキャブは1964年に先代モデルのボルボ・タイタンティップトップ にすでに搭載されていたが、そこから再設計をしたモデルがF88である。この再設計には、新たなエンジンや8速ギアボックス、強化されたシャーシサスペンションが含まれる。

1970年には派生モデルのG88が発売。F88との大差はないが、フロントアクスルが300 mm前方に取り付けられている。

F89

1971年には、新たにV型12気筒エンジンを搭載したより大型のF89が発売。西ドイツが設けていた馬力の規定を満たすように設計された。このF89は1969年から開発が進められていた。ボルボは大型トラックの販売を継続させるため、より強力な新たなエンジンを開発し続け、F89はボルボ初のターボエンジンのみで販売されたトラックとなった。

搭載していたTD120エンジンは巨大で、キャブの下部に設置するには傾けて設置する必要があった。このため、右ハンドル仕様に改造することは不可能で、左側通行には、エンジン出力を312馬力に強化したF88で対応することになった。

エンジン

型式 生産年 エンジン 排気量 出力 種類
F88 1965-77 Volvo D100 9,602cc 200馬力 ディーゼルエンジン
F88 1965-77 Volvo TD100 9,602cc 260-312馬力 ターボディーゼル
F89 1970-77 Volvo TD120 11,979cc 330馬力 ターボディーゼル

写真

脚注

  1. ^ Knebel, Fritz, ed (December 2015). “Magazin: Schweden-Kippsattelzug [Magazine: Tipper semi-trailer from Sweden]” (German). Last & Kraft (Mainz, Germany: Vereinigte Fachverlage) 24 (1 (December/Januar 2016)): 7. ISSN 1613-1606. 

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