ボクサーとしてのステータス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/21 03:40 UTC 版)
「鷹村守」の記事における「ボクサーとしてのステータス」の解説
身長185cm。リーチは189cm。本来のスタイルは身体能力・格闘センスに任せガードを下げたインファイトが主体であり、鴨川源二が街で喧嘩をしていた学生時代の鷹村に初めて出会った時点で、既に日本チャンピオンクラスの実力の持ち主だったと言われるほどの天性の強打と無類のタフネスを持つ。それに加え、鴨川にアウトボクシングを叩き込まれボクサーファイターとなり、ミゲル・ゼールは鷹村を野性と科学の融合であるボクサーの理想像と称していた。 デビュー戦で当たったインターハイ優勝選手に1分以下で勝ち、全日本新人王も順調に掴む。日本タイトルマッチまでダウン経験がなく、全勝でオールKO勝ち。 本来はヘビー級の体格であるが、日本では同級が設置されていない(本作の時間軸時点において)ためにミドル級を主戦場とし、試合の度に平常時の90kg近い体重からミドル級〜ジュニアミドル級まで約20kgの壮絶な減量を強いられる(作中では何度か減量は達成するも、コンディション不良に陥ったことがあり、モーリス・ウェスト戦ではあわや敗北寸前まで追い詰められている)。特にホーク戦の際は計量2週間前からほぼ完全に絶食・断水してひたすらロードワークを行い、12月の寒さの中でなけなしの汗を絞った。日本における重量級の選手数の問題もあり、多くの対戦相手が逃げ出してしまい、試合が決まらないこともしばしば。世界を舞台にしてからは鴨川ジムの資金力の無さから本来の階級で闘えないなど満足に試合を組めないことも多いが、本人は減量について鴨川に文句を言うことはない。この時期にはスパーリングで日本ランカー3人を同時に相手しながら軽い一撃を受けただけで圧倒的なKO勝ちを収めるなどもはや人間のレベルを踏み越えていると評される。 決まったサンデーパンチは無いが、鴨川の指導で急所に力の集中した的確なパンチを放つ。ミドル級でありながらフェザー級の宮田一郎についていけないと言わしめるほどの素早さを持ち、ランニングでは一歩ですらついていくのがやっと。スタミナも常人の比ではなく、炎天下での練習などは付き添いのトレーナーの方が先に音を上げるほどである。 普段イタズラばかりに使っている悪知恵は、ボクシングの試合では相手を的確にやり込め勝負所を見極める駆け引きに役立っている。試合観戦中のコメントではボクシングに関する含蓄の深さを見せ、時には鴨川でさえ気付けていない点まで指摘するほど。他選手の試合を観戦する際に意外な展開に目を剥くことはあっても、選手の強さそのものに驚愕することは稀である(唯一の場面は伊達VSリカルド・マルチネス戦)。 階級こそ違えど現役ボクサー3人(千堂武士、間柴了、冴木卓麻)と、元ボクサー2人(伊達英二、沖田佳吾)の計5人を12Rフルで試合後に一斉に相手し、勝利するという強さを見せた。 ブライアン・ホークとの死闘以来、網膜剥離の疑いがある。行動の不審さから宮田が右眼の異常を危惧するが、本人は否定している。後のデビッド・イーグル戦において左眼が塞がった状態でも戦えていたことから疑惑は解消、引退の心配もなかった。だが医師の診察を受けたわけではなく、そもそもイーグル戦では負傷で両眼が見えなくなった状態での勝利のため、真偽は現在のところ不明である。
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