プロキシア帝国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 15:00 UTC 版)
ニドル・プロキシア プロキシア帝国初代皇帝。傭兵から成り上がり、大小様々な国を征服することで大国を築き上げた傑物であり、年をとってもその強さに陰りなくシュトラール地方最強とも謳われる男。 戦闘を好んでおり、強敵との戦いには喜んで身を投じようとする一方エリカの心中をある程度話をしただけで察するなど洞察力もある。 帝国に侵入したリオとの一騎打ちでは敗北を喫したが、まだ全力を出していないような素振りを見せた。 一応味方ではあるが、ルシウスの趣味には批判的。 レイス・ヴォルフ 声 - 遊佐浩二 プロキシア帝国の大使。その神出鬼没さと能力もあいまって慇懃無礼もしくは胡散臭い人物として、同じ陣営でもあるルシウスなどからも信用されてはいない。その裏では魔物を集めて都市を襲撃したり、新たな生物を生み出したりと何かを目論んでいる。現代の技術では不可能とされる転移呪文を行使できる石を複数所持して自陣の者に与えたり、勇者の力や「神魔戦争」という数百年前の時代を実際に知っているかのような言動もある。また、アイシアを認識できることから、精霊術が使える模様。精霊術と思われる力で空を飛び光弾を放つなどして、リオに勝てはしないがてこずらせるほどの戦闘能力も持つ。リオ側には気づかれずにアイシアなど精霊の気配を察知でき、飛行することもできるためその動向を監視してリオの打倒はできないが主導権を渡さず、様々な手を打っている。 ルビア王国の宮廷貴族「ジャン・ベルナール」としても暗躍する。エステルを人質に取り、蓮司やシルヴィを味方に引き入れる策を弄した。 夜会期間中にガルアーク王城の襲撃を幇助した黒幕で、襲撃者全員を証拠隠滅を目的に持たせていた呪殺具で殺害している。ハルト=アマカワの正体が、リオであることを見抜いている。ルシウスとも繋がっているため、天上の獅子にも協力している。ベルトラム王国やガルアーク王国にて、様々な工作を進めるがシュトラール地方に戻ったリオに邪魔されるようになっていくのを受けてルシウスを用いてリオを排除しようともするが結局はできず、その一方でリオに邪魔されても戦略や政治的には自身の思う状況を作り上げるなど、非常に狡猾な面を見せている。 菊地 蓮司(きくち れんじ) ルビア王国に召喚された勇者。神装は、氷を操るハルバード「コキュートス」。国に属さず、冒険者として生きる道を選んでいるがシルヴィと親交を持ち交流する仲でもあった。書籍版には14巻にて登場。 召喚された地が聖地と呼ばれる泉であり、召喚時の衝撃でその泉が破壊されてしまう。その後、近くの村に住む村娘レアの善意によって同居するも、周囲の村人とはなじめずまた聖地を破壊した罪人として役人達が拘束しようとした際に勇者の力で殺してしまい、自分は悪くないと自己弁護しながら逃亡して他国に移り住むことになった。その後、誰とも組まない凄腕の冒険者”孤高のレンジ”と称され冒険者として生きてきた。レイスやルシウスによってエステル王女が人質に取られている現場を目撃し、正義感に駆られてルシウスに一騎打ちを挑むも片腕両脚を切断され惨敗(切り落とされた手足は一騎打ちの後にレイスによって再接合されている)。取り決めに応じ、レイスの配下としてプロキシア帝国に身柄が引き渡される。 仇としていたルシウスを殺したリオに対して対抗心を抱き、シルヴィ達と共に襲撃するも力の差を見せ付けられた上で逃走を許し、自分の弱さを自覚した。プロキシア帝国ではレイスによる戦闘訓練を受ける。
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