ハングルでの出版とは? わかりやすく解説

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ハングルでの出版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 12:14 UTC 版)

ハングル」の記事における「ハングルでの出版」の解説

ハングルはまず、発案者である世宗のもと国家的な出版事業において活用された。ハングルの創製直後1447年には王朝讃える頌歌竜飛御天歌』、釈迦功績讃えるため世宗自ら書いた詩歌集の『月印千江之曲』、世宗の命により首陽大君編纂した釈迦一代記である『釈譜詳節』が相次いで刊行され次いで1448年には韻書東国正韻』を刊行したその後国家によるハングル文献刊行続き諺解書(中国書籍の翻訳書)を中心にその分野は仏典儒教関連書実用書など多岐にわたる刊行され書籍各地覆刻され版を重ねることが少なくなかった世祖書簡上院寺御牒』(1464年)もハングルである。 仏典李朝初期には刊経都監が設置(1461年)され仏典翻訳盛んに行われたその後国家によって仏教弾圧されはじめたにもかかわらず、『楞厳経諺解』(1461年)、『法華経諺解』(1463年)、『金剛経諺解』(1464年)、『般若心経諺解』(1464年)、『円覚経諺解』(1465年)など、15世紀中頃多く仏典刊行された。 儒教関連書李氏朝鮮儒教国教としたことにより、儒教関連書李朝通して盛んに刊行された。四書五経などの翻訳本として『翻訳小学』(1517年)、『大学諺解』(1590年)、『易経諺解』(1606年)、『詩経諺解』(1613年)などがあり後世重刊本刊行された。また『三綱行実図諺解』(1481年)は儒教民衆教化書として各種版本李朝後期まで何度も刊されている。 実用書:『救急諺解』(1466年)、『救急簡易方』(1489年)、『牛馬染疫治療方』(1541年)、『分門瘟疫解方』(1542年)などの医書家畜防疫書がたびたび刊行されている。また、通訳官養成所である司訳院からは日本語学習書伊路波』(1492年)、中国語学習書翻訳老乞大』(16世紀)、満州語学習書『清語老乞大』(1704年)、モンゴル語学習書『蒙語老乞大』(1741年)などハングルで音を示した外国語学習書が刊行された。 文学作品ハングル創製初期以降にも『杜詩諺解』(1481年)などの翻訳漢詩集が刊行されている。ハングル使用国家レベル禁止され中宗以降にも、金絿(1488年-1534年)の「花田別曲」、李賢輔の「漁夫歌」、李滉の「陶山十二曲」の詩歌許筠小説洪吉童伝』、また日記文学癸丑日記』『春香伝』『沈清伝』などパンソリ起源とする小説ハングルによる書籍として刊行された。

※この「ハングルでの出版」の解説は、「ハングル」の解説の一部です。
「ハングルでの出版」を含む「ハングル」の記事については、「ハングル」の概要を参照ください。

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