ハングルとの関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 14:35 UTC 版)
朝鮮の歴史やハングルの研究で知られ、コロンビア大学名誉教授であるガリ・レッドヤード(英語版)は論文で、ハングルは元朝のパスパ文字を参考にして考案されたという説を唱えている。 レッドヤードの主張の根拠のひとつは、『訓民正音』にあるハングルの字形についての「象形而字倣古篆(形を象りて、字は古篆に倣ふ)」という記述である。伝統的には、この記述にある「古篆」は「古い篆書体」の意だとされるが、レッドヤードはこの「古篆」は当時「蒙古篆字」の名で知られていたパスパ文字を指すとしている。レッドヤードはまた、ハングルの字母にパスパ文字と字体が似ているものがいくつかあり、いくつかの合成字母についても作り方がパスパ文字に似ていることを指摘している。 パスパ文字をハングルの基礎だとする見解は、レッドヤード以外の研究者からも出されている。
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