ノスフェル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/02 06:36 UTC 版)
Episode.11「人形 -マリオネット-」からEpisode.16「迷路 -ラビリンス-」、Episode.17「闇 -ダークネス-」(回想のみ)に登場。 皮を剥かれて皮下組織が露出したネズミのような姿をしたビーストで、体の大きさを自由に変えることができる。劇中では主に溝呂木によって操られた。伸縮自在の長い舌と両手の鋭い爪が武器で、特に爪での斬撃はダークファウストの表皮をも貫き、致死させるほどの威力を持つ。生命力が強く、メガキャノンチェスターのメガキャノンバニッシャーや、ウルトラマンネクサスのクロスレイ・シュトロームを受けて爆発しても、短期間のうちに復活を遂げた。その秘密は口の中にある再生細胞であり、これをピンポイントで破壊しない限り何度でも蘇生・復活してしまう。殺した人間に自分の細胞を植え付けてビーストヒューマンとすることによって自らの分身として操る能力があり、額から光線を発して人間を体内へ生け捕りにすることもできる。高い跳躍力を持っており、夜霧に紛れてのジャンプ移動でナイトレイダーを翻弄したこともある。 回想シーンでは溝呂木がダークメフィストと融合したころから存在が確認されており、溝呂木と共にナイトレイダー隊員を殺害する映像が撮影されている。孤門がナイトレイダーに配属される半年前には斉田一家を襲撃、溝呂木と共に皆殺しにしている。Episode.12では溝呂木の命令でダークフィールド内に出現、孤門をかばったダークファウスト=斎田リコに致命傷を負わせるも、ネクサスに右腕の爪をアームドネクサスで消し飛ばされ、クロスレイ・シュトロームで倒される。しかし、再生器官によって復活し、孤門が動物園で知り合った山邑一家を襲撃。山邑夫妻をビーストヒューマンとして操る。凪から「ビーストへの憎しみを力に変えろ」と助言されていた孤門が発射したメガキャノンバニッシャーで倒されるが、ノスフェルは額に山邑理子を取り込んでおり、爆発に巻き込まれた理子は一命を取り留めるも重傷を負う。二度目の再生を遂げたノスフェルに対し、孤門は再び「憎しみの心で立ち向かう」ことを決意していたが、理子を巻き込んだ件がフラッシュバックして動揺し、攻撃できず石堀隊員を危険に晒したことから凪にも糾弾され、TLTを脱走する騒ぎを起こしてしまう。Episode.16の冒頭で再生器官の存在が発覚するが、孤門を欠いたナイトレイダーは苦戦を強いられ、舌攻撃で詩織が昏倒して和倉も腕を負傷させられてしまう。しかし、その場に戦う意志を取り戻した孤門とネクサスが合流したことから形勢が逆転した結果、アンファンスに口蓋をこじ開けられた隙に孤門の手で口内にディバイトランチャーのエネルギー弾を撃ち込まれて再生細胞を喪失し、最後はジュネッスのオーバーレイ・シュトロームで完全に止めを刺された。 スーツアクター:永田朋裕 着ぐるみは『ウルトラマンコスモス』に登場したバデータの改造。 デザインは『イエローアイズ』で描かれた1体が基になっており、改造元の着ぐるみに合わせてデザインされた。「悪魔のような怪獣」という設定から魔女のような長い爪になっている。体表は毛のないネズミをイメージしており、酉澤自身もやり過ぎではないかと思っていたが、脚本の長谷川圭一から血管や青筋を浮かび上がらせる案が出され、さらにグロテスクさが増したという。 DVD第4巻映像特典『Making of ウルトラマンネクサス4』では「これほどの憎まれ役を演じた怪獣もウルトラシリーズでは珍しい」と評されている。 『週刊 ウルトラマンオフィシャルデータファイル』[要文献特定詳細情報]ではザ・ワンの要素を受け継ぐ上級ビーストと記述されている。 口の中の再生器官は、『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS NEO』では「体組織再生器官」と表記されている。 椎名高志の漫画版では第4話で登場し、孤門のディバイトランチャーによる狙撃で倒されている。
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