ドラマ・映画・舞台
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裸の大将 1958年(昭和33年)公開の東宝映画。小林桂樹が山下清を演じ、毎日映画コンクール主演男優賞を受賞した。 裸の大将放浪記 『放浪日記』を題材とし、関西テレビと東阪企画の共同制作・フジテレビ系で1980年(昭和55年)から放送されたフィクションのテレビドラマ作品で、芦屋雁之助が「放浪の天才画家・山下清」を演じた。舞台版、およびパロディではなく社会福祉の面から清を追った映画版(1981年(昭和56年))もある。元々は1964年(昭和39年)、雁之助が旗揚げした劇団「劇団 喜劇座」で当時、座付き作家だった藤本義一が、清と雁之助の風貌が良く似ていることを指摘し、それを基に雁之助主演の舞台劇「裸の大将放浪記」を書き上げて上演。大ヒットしたことがテレビドラマ化の原点である。ドラマ第1作では原作表記の他に「原案:藤本義一」とクレジットされている。 1967年(昭和42年)、京都南座で裸の大将初演時、山下清が激励し「客席にもボク、舞台にもボク」と喜んでいた。 新・裸の大将放浪記 2005年(平成17年)10月10日 - 10月16日に、愛知県名古屋市の名鉄ホールで行なわれた舞台であり、その後、全国各地で上演された。雁之助の実弟で俳優の芦屋小雁が、山下清を演じる。基の脚本は雁之助が初演した際の藤本義一の筆によるものである。 裸の大将〜放浪の虫が動き出したので〜 2007年(平成19年)9月1日にフジテレビ系「土曜プレミアム」枠で放送された単発のテレビドラマ作品。制作はフジテレビと東阪企画。お笑いコンビ「ドランクドラゴン」の塚地武雅が山下清を演じた。 好評だったことから、2008年(平成20年)5月24日に第2作『裸の大将 宮崎編〜宮崎の鬼が笑うので〜』が、同年10月18日には第3作『裸の大将 山梨編〜富士山にニセモノが現われたので〜』が放送され、2009年(平成21年)10月24日にはテレビ熊本開局40周年記念企画として『裸の大将 火の国・熊本編〜女心が噴火するので〜』が放送された。塚地は『わが家の歴史』(2010年(平成22年)、フジテレビ)でも清を演じていた。 また塚地は『はねるのトびら』、『有吉の壁』等でも山下清のパロディキャラクターを演じている。 拝啓天皇陛下様 1963年(昭和38年)4月28日に公開された松竹製作の喜劇映画。山下清本人が一庶民役で、数秒間だけ出演しセリフ付きの演技をしている。 この空の花 長岡花火物語 大林宣彦監督作品(2011年(平成23年))。ミュージシャンで元・たまの石川浩司が山下清を演じている。なお、石川自身たまで活躍していた頃より坊主頭と白のランニングシャツ(タンクトップ)・半ズボンの服装がトレードマークで、『裸の大将放浪記』にて芦屋雁之助演じる山下清に類似した姿だった。
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