デッサウ【Dessau】
デッサウ
デッサウ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/26 00:49 UTC 版)
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紋章 | 地図 |
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基本情報 | |
連邦州: | ザクセン=アンハルト州 |
郡: | 郡に所属しない特別市 |
標高: | 海抜 60 m |
面積: | 244.64 km² |
人口: | 87,764 (2009年末) |
郵便番号: | 06842–06862 |
市外局番: | 0340 (Dessau), 034901 (Roßlau) |
ナンバープレート: | DE |
自治体コード: | 15 0 01 000 |
市庁舎の住所: | Zerbster Str. 4 06844 Dessau-Roßlau |
ウェブサイト: | www.dessau-rosslau.de |
デッサウ (Dessau) は、ドイツ連邦共和国の旧郡独立市で、2007年7月1日に隣接するロスラウ (Roßlau) と合併しデッサウ=ロスラウ市 (Dessau-Roßlau) の一部となった。ザクセン=アンハルト州に属する。1925年より、バウハウス(現代芸術に大きな影響を与えた美術学校)が置かれたことでも知られる。
地勢・産業
エルベ川とムルデ川の合流点近くに位置している。近隣の都市としては、約55キロ南にライプツィヒ、55キロ北西にマクデブルクが位置する。また、宗教改革の舞台として知られるルターシュタット・ヴィッテンベルクが約30キロ東に位置している。
歴史
中世よりアスカーニエン家が治めたアンハルト伯領(後にアンハルト公国)の首都であり、交通の要所として発展した。17世紀の三十年戦争において、ハプスブルク家側の傭兵隊長であったヴァレンシュタインは、この地で新教側のマンスフェルト伯に勝利を収めている。ドイツ帝国期より敗戦まで、アンハルト自由州の州都であった。第二次世界大戦では、この都市に航空機の工場があったため、激しい空襲を受けた。
文化
1729年、この地でユダヤ系哲学者のモーゼス・メンデルスゾーンが生まれた。(ロマン派の作曲家として知られるフェリックス・メンデルスゾーンの祖父にあたる。)また、1925年からこの地に現代美術と現代建築に多大な影響を与えたバウハウスが置かれた。これは「ヴァイマルとデッサウのバウハウスとその関連遺産群」として、世界遺産に登録されている。
姉妹都市
外部リンク
- デッサウの公式ホームページ (ドイツ語)
- バウハウス・デッサウの公式ホームページ (ドイツ語) (英語)
デッサウ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/09 19:38 UTC 版)
「ヴァイマル、デッサウ及びベルナウのバウハウスとその関連遺産群」の記事における「デッサウ」の解説
デッサウ時代に、バウハウスは顕著な方向性の転換を図った。エレーヌ・ホフマンによれば、グロピウスは新しい建築プログラムの遂行のために、オランダ人建築家のマルト・スタム(Mart Stam)に接触した。スタムに断られると、ABCグループでのスタムの友人で同僚だったハンネス・マイヤーに切り替えたが、グロピウスはこの決定を悔やむことになる。 カリスマ性を持ったマイヤーは、1928年2月には2代目学長の座におさまり、バウハウスに2つの最重要な建築物の委託を取り付けた。その2つとは、デッサウの5棟の片廊下式集合住宅と、ベルナウの全ドイツ労働組合総連合(ADGB)の連合学校本部棟であり、それらは現存している。マイヤーは、顧客へのプレゼンテーションで計測と計算を好み、コスト削減のために規格品の建築部品を使うことも好んだ。このアプローチは潜在的な顧客をひきつけ、1929年には彼のリーダーシップのもとで、バウハウスは最初の収益を上げた。 しかし、マイヤーは多くの衝突も引き起こした。ラディカルな機能主義者として、彼は審美的なプログラムには我慢がならなかったので、長く指導に当たってきたヘルベルト・バイヤー、マーセル・ブロイアーらに辞職を迫った。口煩い共産主義者としては、彼は共産主義的な学生団体の結成を後押しした。政治的状況が剣呑としたものになるにしたがって、こうした振る舞いはデッサウのバウハウスの存続や関わりのある人々の安全を脅かすものとなった。マイヤー自身が生徒の一人と関係をもった性的なスキャンダルで危うくなったので、グロピウスは1930年に彼を解雇した。 デッサウのバウハウスも1932年に閉鎖されて、ベルリンへと移った。
※この「デッサウ」の解説は、「ヴァイマル、デッサウ及びベルナウのバウハウスとその関連遺産群」の解説の一部です。
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