関連建築
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/04 17:25 UTC 版)
戦前の台湾では日本内地に比べ若手の登用が多く昇進も早かったことで、総督府所属直後から多数の政府建築物の設計に関与し、在任中期以降は民間建築にも参与している。当時流行していたアール・デコ様式を取り入れた梅澤設計の建築物は戦後21世紀に至っても現存し、多くは文化資産(古蹟、歴史建築)として保存、活用されている。特に台南市のものについては曾孫の吉浦も作品への影響を認めている。 1922年:台北高等商業学校(現・国立台湾大学法学院・社会学院など。台北市定古蹟) 1923年:台中師範学校本館(現・国立台中教育大学。台中市定歴史建築) 1928年:旧制台北高等学校体育館(現・国立台湾師範大学。体育館は改築されているため当時のものではない) 1931年:台南警察署(現・台南市美術館1館。台南市定古蹟) 1932年台南末廣町(中国語版)商店兼住宅(現・兜空間 Dou Maison。林百貨の北隣) ハヤシ百貨店。(台南市定古蹟) 1935年:台湾総督府専売局新竹支局(現・新竹専売局(中国語版)。新竹市定古蹟) 1937年同嘉義支局(戦後の菸酒公売局嘉義分局。嘉義市定古蹟、現嘉義市立美術館) 同板橋酒工場(戦後の専売局板橋酒廠(中国語版)。現存しない。) 1939年:台湾総督府専売局松山煙草工場(現・松山文化創意園区。台北市定古蹟) 1940年:総督府台中医院(現・衛生福利部台中医院(中国語版))第二病棟 他に台北帝国大学研究庁(現・国立台湾大学)や、専売局花蓮港支局(現・花蓮文化創意産業園区(中国語版)。花蓮県定歴史建築)、番子田無水酒精工場などの建設にも携わっている。 台北高商(現・台湾大学) 台中師範学校(台中教育大学行政大楼) 台南警察署(台南市美術館) 林百貨(修復・再開業後) 末廣町商店住宅(兜空間) 新竹専売局 嘉義専売局 総督府台中医院 松山菸廠中庭
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