テレビアニメの開始とは? わかりやすく解説

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テレビアニメの開始

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 02:06 UTC 版)

日本のアニメーションの歴史」の記事における「テレビアニメの開始」の解説

1953年テレビ放送が始まると、単発数分程度アニメーション番組内の1コーナーとして、あるいはCMにも用いられるようになり、エイケン(旧・TCJ動画センター)のルーツとなる日本テレビジョン株式会社(現・TCJ)や漫画家横山隆一おとぎプロ制作携わっている。また同年日本初のフルコマ撮り人形アニメーション『ほろにが君の魔術師』が持永只仁川本喜八郎の手によって制作されている。 1954年から1956年まで清水崑原作の『かっぱ川太郎』がシリーズとして全861放送された。「かっぱ川太郎」は1951年清水崑小学生朝日新聞連載行った作品である。作画枚数は非常に少なく紙芝居に近い作風であったといわれている。1955年には朝日新聞社企画映画化まで行われ当時としては高い人気誇っていたと推測されている。録画放送技術無かった頃の作品であるため、原画残っているが動画残っていない。 1957年から1959年まで『漫画ニュース』が放送された。この作品では、当日起きたニュース静止画部分的なアニメーション表現するという試みが行われている。この番組毎晩見たと言うNHK教育ディレクターだった後藤田純生は、アニメーション触発され『みんなのうた』や『おかあさんといっしょ』でアニメーション手掛けるようになった劇場作品に対して初期テレビアニメテレビ放送カラー化及びカラーテレビ普及進んでいない事情もあって、ほとんど白黒で始まることとなったのだが、1958年7月14日同年10月15日放送された『もぐらのアバンチュール』はカラーテレビ放送のテストプログラムとして作成された。 ただし、カラー放送されたかどうかは不明である。当時カラー放送実験放送期間中であり、また、国産カラーテレビがまだ発売されていなかったため、カラー放送されていたとしても見た人は限られたものだろうと考えられる。これが日本初のカラーテレビアニメーションではないか考えられているが、フィルム長らく行方不明になっていた。2013年日本テレビ倉庫から発見されたことが新聞等で報道され、その一部2013年6月19日放送ZIP!およびスッキリ!!公開され本作カラー作品という事実が確証されている。 1960年1月15日に、中村メイコトーク実写交えて3つの童話アニメーション化した30分番組『新しい動画 3つのはなし』(NHK)が放送された。この他短編アニメーション利用した番組は、『みんなのうた』NHK1961年放送開始)や、おとぎプロ制作による日本初連続短編テレビアニメーションインスタントヒストリー』(放送時間1分、1961年5月8日1962年2月24日フジテレビ系列放送されたが、新聞テレビ欄での扱いは、読売毎回掲載した以外は、朝日数回毎日日経掲載していなかった。

※この「テレビアニメの開始」の解説は、「日本のアニメーションの歴史」の解説の一部です。
「テレビアニメの開始」を含む「日本のアニメーションの歴史」の記事については、「日本のアニメーションの歴史」の概要を参照ください。

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