にんぎょう‐アニメーション〔ニンギヤウ‐〕【人形アニメーション】
読み方:にんぎょうあにめーしょん
人形アニメ
(人形アニメーション から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/22 08:08 UTC 版)
人形アニメ(にんぎょうアニメ)、あるいは人形アニメーションは、ストップモーション・アニメーションの一種で、人形やぬいぐるみを主な被写体とするものを指す。パペット・アニメーションとも呼ばれる。全編を通じてコマ撮りにより撮影される点で人形劇とは区別される(映画人形劇やテレビ人形劇の場合、手法として部分的にコマ撮りが用いられる場合はある)。また、人形などの材料に粘土を使い、さらに変形の自由度を高めたものはクレイアニメと呼ばれ、やはり区別される。
- ^ "夢みる国のクリスくん(原題:The Daydreamer)". テレビドラマデータベース. 2024年5月10日閲覧。
- ^ "夢みる国のクリスくん". allcinema. スティングレイ. 2024年5月10日閲覧。
人形アニメーション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 16:12 UTC 版)
「日本のアニメーション」の記事における「人形アニメーション」の解説
人形アニメーションとは人形の位置、もしくは姿勢を少しずつ動かしながらコマ撮りにし連続映写したアニメーション。日本においては1930年代等にどれほどの規模で人形アニメーションが制作されていたかは定かではない。理由として語の定義の問題がある。アニメーションという語がコマ撮りと連続映写という正確な意味を持って使用され始めたのは主に1950年代以降であって、それ以前には人形アニメーションは人形映画と呼ばれる範囲内にあった。しかしこの人形映画という語は、人形が自ら動いているように見えるという広範な意味を含んでおり、即ち操り人形など人形劇も含み、人形映画が行われた記録があっても現存した映像がなければそれが人形劇を指すのか、正確に人形アニメーションを指すのか定かではないためである。しかし、荻野茂二による『FELIXノ迷探偵』(1932)がアニメーションとして作られていることから、1930年代においても人形アニメーションが制作されていたことは確認されている。 人形アニメーションの第一人者とされる人物として、持永只仁があげられる。戦時中に旧満州にわたり、帰国後に日本の人形アニメーション映画の制作に携わった。持永は、その経歴からロシアやフランス、アメリカで制作されていた人形アニメーションと接する機会がなかったため、独自の人形アニメーションの技術を考案していたという。アサヒビールのCMアニメーションである『ほろにが君とみつ子さん』(1953)を制作すると、その後も『ちびくろさんぼのとらたいじ』(1956)『こぶとり』(1957)など子供向け童話としての人形アニメーションを含む多くの作品を制作した。同時に、日本の人形アニメーションにおける多数の後継者を送り出したとされる。 1990年代以降ではデジタル技術の発展により制作方法も移り変わっているものの、人形アニメーションのカテゴリーに入る作品としてはNHK教育テレビ(Eテレ)のプチプチ・アニメで放送されている人形アニメーションや、PUI PUI モルカー、JUNK HEADなどがあげられる。
※この「人形アニメーション」の解説は、「日本のアニメーション」の解説の一部です。
「人形アニメーション」を含む「日本のアニメーション」の記事については、「日本のアニメーション」の概要を参照ください。
- 人形アニメーションのページへのリンク