チームU
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 06:52 UTC 版)
バット星人に侵略された地球で「最後の砦」となり、子供たちを守る「地球防衛隊」(E.D.F.・Earth Defense Force)の女性特捜チーム。しかし、彼女たちは正式な防衛隊ではなく、消滅を免れて「山田工業」に偶然逃げ込んだ一般女性たちで同じく逃げ込んだ子供たちに地球防衛隊と誤解され、アンナが子供たちに「私たちは地球防衛隊」と嘘をついたことで結成されてしまったチームだった。偽っていたとはいえ、子供たちを守り続けた心意気はタイガには「あんたたちは立派だ」、『新ウルトラマン列伝』でナビを務めたゼロには「子供たちを守ろうとする気持ちは決して嘘じゃない」と言わしめた。()内は本名。 当初は防衛隊のエリートという設定だったが、若い女性たちが揃ったチームという設定だったため、練習生という設定に変更された。 アンナ(尾崎杏奈) 22歳。チームUのリーダー。医療担当のリーサを妹に持つ。元レディースチームのヘッド。男勝りな口調と女性らしい口調の両方で話す。 抜群の運動神経を持ち、サワやミサトとともに戦闘班を務める。姉御肌で誰からも頼られており、怪獣を前にしても一切怯まないなど勇猛果敢な性格であり、Uローダーの操縦テクニックに関してはチーム一である。タケルとアスカの件で、誰にも話せない秘密を抱えている。 ミサト(放生ミサト) 22歳。チームUの副リーダー。常にベレー帽を着用。 冷静沈着な性格。予備隊員だったが、チームUで唯一の地球防衛隊関係者。チーム随一といわれる戦闘知識を活かし、作戦参謀的な役割を担うことも多い。 サワ(高山咲和子) 20歳。男勝りな性格で負けず嫌いなチームUの戦闘班メンバー。戦闘の時は先陣を切って突っ込む“特攻隊長”を自称。 誰よりも行動派な反面、機械イジリは苦手のようでアンナとミサトに比べてUローダーの操縦はややぎこちない部分がある。隊員服の上には、常に暴走族時代に着ていたと思しき赤いスカジャンを羽織り、頭には紫色の鉢巻を着用している。 アンナとは学生時代に同じ暴走族に属していて付き合いは長く、ともに良き理解者である。また彼女のことを「頭(カシラ)」と呼んで慕っている。 ノンコ(赤星野乃子) 19歳。チームUの整備班で各種装備のメンテナンスを担当している。マオミとともに「メカニックシスターズ」と呼ばれる。 整備工を営む家庭で機械に包まれて育つ。関西弁が特徴。前向きで明るくおおらかな性格で、同じ整備班のマオミとは工業高校時代からの友人でよいコンビである。また、よくUローダーを壊すサワに頭を悩ますもお互い信頼し合っている。序盤ではアーストロン襲撃の際、地下のレーダーの座標を間違えてしまうというやや間の抜けた面もある。 リーサ(尾崎理沙) 18歳。アンナの妹で、チームUの医療担当。隊員服の上に白衣を着用している。肉体派で気が強い姉とは対照的に、生真面目かつ物静かで心配性であるが、時には危険を顧みずに行動し常に諦めない心を持っている。元々看護師を目指しており看護学校での経験を活かし暖かい眼差しで子供たちを優しく見守る。 子供たち同様、自分たちを助けたアスカを尊敬し、彼が歌っていた「君だけを守りたい」をいつも歌っている。 戦いに参加しないのはヒナと同様だが、彼女とは違って高所恐怖症ではないため、Uローダーに乗ることは可能。 マオミ(大澄マオミ) 19歳。チームUの整備班でメガネがトレードマーク。ノンコと共に各種装備のメンテナンスを担当しているが、自身は設計を担当している。チームUの結成前はOLであり、何事も「斜めから見る」やや悲観的な性格であった。 実家は保育園を営む。 ヒナ(浜松ヒナ) 18歳。チームUの通信オペレーター。元々は服飾専門学校に通う学生であった。 チームUと行動を共にしている子供たちをいつかは親たちに会わせてあげたいと心から願い、残った人々に向けてSOSを放ち続けている。高所恐怖症でUローダーに乗れないため主にベースキャンプでの仕事に携わっている。
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