ソビエト連邦製
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 14:04 UTC 版)
「M42マウントレンズの一覧」の記事における「ソビエト連邦製」の解説
ゼニットEからM42マウントを採用し、ゼニットEM、ゼニット10、ゼニット11、ゼニットTTL、ゼニット19、ゼニット18などのために生産された。レンズ名称につくMは自動絞りを意味する。 ゼニタールM1 50mmF1.7 ゼニタールM 50mmF1.7 ヘリオス44M-4(Helios44M-4 )58mmF2 - 自動絞りで、A-M切り替えレバーなし。 ヘリオス44M(Helios44M )58mmF2 - 自動絞り。 ヘリオス44-2(Helios44-2 )58mmF2 - プリセット絞り。 ヤンタール5M 40-80mmF2.9 タイル3C 300mmF4.5
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ソビエト連邦製
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 02:39 UTC 版)
「ライカマウントレンズの一覧」の記事における「ソビエト連邦製」の解説
共産主義体制下のためメーカーの概念がなく同一設計の製品を複数の工場で生産していたが、主にS・A・ズヴェーレフ記念クラスノゴールスク工場(KMZ)やリトカリノ光学ガラス工場(LZOS)で多く製造されており、フェリックス・ジェルジンスキー記念工場(FED)が作ったものは少ない。ブランドは広角レンズに「ルサール」(Russar 、РУССАР )や「オリオン」(Orion 、ОРИОН )、テッサーコピーの「インダスター」(Industar 、Индустар )、ビオゴンコピーやゾナーコピーの「ジュピター」(Jupiter 、юпитер )が使用される。ジュピターはユピテルとも表記されることがある。またジュピターはコンタックスマウントのものもある。 (注記)ソビエト連邦製ライカマウントレンズにおける“Mマウント”は、現行の“Mマウント(ライカMマウント)”の事ではない。その為この項目では誤解混同を避ける意味で、“Mマウント”は“ゼニットマウント(M39マウント)”“プラクチカマウント(M42マウント)”“L/Mマウント(ライカスクリューマウント(L39マウント)とゼニットマウント(M39マウント)両方に装着可能)”と表記して区別するものとする。 ルサールMR-2 20mmF5.6 - ミハイル・ミハイロヴィッチ・ルシノフ(Michael Michaelovitch Roosinov )が新規に設計したレンズであり、4群6枚構成の完全対称型。スクリューマウント。距離計非連動。主にクラスノゴールスク機械工場(KMZ)が生産した。 オリオン-15 28mmF6 - ソビエト連邦で新規に設計されたレンズであり、4群4枚構成のトポゴン型。スクリューマウント。同じ光学系でコンタックスマウントも生産されていた。主にクラスノゴールスク機械工場(KMZ)が生産した。 FED 28mmF4.5 - 1939年頃に製造された広角レンズで、一般的にはFED-35と呼称されている。レンズ群は4群6枚構成。ヘクトール28mmF6.3のコピーとも言われるが、レンズの構成はズマロン28mmF5.6が近い。しかしそれらよりも明るいレンズである。また外見は、ヘクトールやズマロンとも近似しているが、エルマー35mmF3.5がより似ている。非沈胴式。スクリューマウントだがFED(FED-1)専用レンズである。コーティングは施されていない。銘板の表記はФЭД。生産本数が少なく、現在では希少な存在になっている。フェリックス・ジェルジンスキー記念工場(FED)が生産した。 ジュピター-12 35mmF2.8 - 4群6枚構成のビオゴン型。戦前型ビオゴン35mmF2.8のコピー。スクリューマウント。固定鏡胴で白鏡胴と黒鏡胴がある。最小絞り値がF16とF22のものがある。同じ光学系でコンタックスマウントも生産された。主にリトカリノ光学ガラス工場(LZOS)が生産した。 ジュピター-3 50mmF1.5 - レンズ群は3群7枚構成。ゾナー50mmF1.5のコピー。スクリューマウント。同じ光学系でコンタックスマウントも生産された。主にザゴルスク光学機械工場(ZOMZ)が生産した。 ジュピター-8 50mmF2 - レンズ群は3群6枚構成。ゾナー50mmF2のコピー。スクリューマウント。白鏡胴と黒鏡胴の2種類あり、白鏡胴にはフォーカスリングに指掛けが付いているものがあるが、これは「飾り」である。ゾルキー4の付属レンズ。同じ工学系でコンタックスマウントも作られていた。アタッチメントはφ40.5mmねじ込み。主にクラスノゴールスク機械工場(KMZ)が生産した。 FED 50mmF2 - 一般的にはFEDズマールと呼称されている。レンズ群は4群6枚構成。戦前型ズマール50mmF2のコピーで沈胴式。スクリューマウントだがFED専用レンズで、FED-S及びFED-Vの付属レンズ。コーティングは施されていない。銘板の表記はФЭД。 生産本数が少なく、現在では希少な存在になっている。フェリックス・ジェルジンスキー記念工場(FED)が生産した。 インダスター-61L/D 50mmF2.8 - インダスター61の後継にあたる。3群4枚構成のテッサーコピー。スクリューマウントとゼニットマウント(M39マウント)両方ある。レンズ構成の一部に酸化ランタンを含有する高屈折率硝子が使われている他は、インダスター61とスペックはほぼ同じ。銘板の表記が'Индустар-61п/д'のものと'И-61п/д'のものがある。プラクチカマウント(M42マウント)のインダスター61L/Zは星ボケで有名。アタッチメントはφ40.5mmねじ込み。主にフェリックス・ジェルジンスキー記念工場(FED)が生産した。 インダスター-61 50mmF2.8 - インダスター-26Mの後継にあたる。3群4枚構成のテッサーコピーL/Mマウント(ライカスクリューマウント(L39マウント)とゼニットマウント(M39マウント)両方に装着可能)。すべて固定鏡胴で、白鏡胴、黒鏡胴、ゼブラ鏡胴の3種類ある。52mm、53mm、55mm表記の製品もある。FED-5cの付属レンズ。銘板の表記が'Индустар-61'のものと'И-61'のものがある。アタッチメントはφ40.5mmねじ込み。主にフェリックス・ジェルジンスキー記念工場(FED)が生産した。 インダスター-26M 50mmF2.8 - 3群4枚構成のテッサーコピー。スクリューマウント。すべて固定鏡筒である。52mm表記の製品もある。FED-2 type-bの付属レンズ。フォーカスリングに指掛けが付いているものがあるが、これは「飾り」である。アタッチメントはφ40.5mmねじ込み。主にフェリックス・ジェルジンスキー記念工場(FED)工場が生産した。 インダスター-50 50mmF3.5 - 3群4枚構成のテッサーコピー。スクリューマウント。このレンズは概ね固定鏡胴だが、エルマーコピーの沈胴式鏡筒もあり、沈胴式の方が古い。固定鏡胴は白鏡胴と黒鏡胴の2種類ある。白鏡胴には薄型のパンケーキレンズがあり、こちらはL/Mマウント(ライカスクリューマウント(L39マウント)とゼニットマウント(M39マウント)両方に装着可能)。同じ光学系でプラクチカマウント(M42マウント)の黒鏡胴パンケーキレンズインダスター50-2 50mmF3.5も製造された。アタッチメントは沈胴式はφ36mmかぶせもしくはφ36mmはめ込み。固定鏡胴はφ36mmかぶせ。主にクラスノゴールスク機械工場(KMZ)が生産した。 FED 50mmF3.5(戦後型) - 一般的にはインダスター-10と呼称されている。戦前型FEDと同じく外見はエルマー50mmF3.5のコピーで同じく沈胴式鏡筒、レンズ群は3群4枚構成のテッサーコピー。スクリューマウント。銘板の表記はФЭД。戦前型との大きな違いは、レンズコーティングが施されている事と、ストッパーの金具がプレス板になっている事、そしてL39マウントのバルナックライカやバルナックコピー機に装着できる事、以上三点である。アタッチメントはφ36mmかぶせ。フェリックス・ジェルジンスキー記念工場(FED)が生産した。 インダスター-22 50mmF3.5 - レンズ群は3群4枚構成のテッサーコピー。多くがスクリューマウントだが、一部ゼニットマウント(M39マウント)のものがある。FED-Zorki(後のZorki-1)の付属レンズとして戦前型FED(FED-10)の光学系を改良して作られたものだが、初期の頃は戦前型FEDと同一のものであった。多くは沈胴式だが固定鏡筒も1951年、52年に少数製造され、銘板が銀色のものと黒色のものがある。同じインダスター-22でありながら、銘板の焦点距離の表記がmmの物とcmの物、製造番号が書かれている物と書かれていない物、赤Пマーク(赤Pマーク)のある物とない物、KMZマークのある物とない物、KMZマークに光線がある物とない物など微妙な違いがある。アタッチメントはφ36mmかぶせ。主にクラスノゴールスク機械工場(KMZ)が生産した。 FED 50mmF3.5 Macro - 一般的にはFED-19、FEDマクロと呼称されている。レンズ群は3群3枚(前群:2群2枚 後群:1群1枚)構成。非沈胴式。スクリューマウントだがFED(FED-1)専用レンズである。コーティングは施されていない。銘板の表記はФЭД。0.2mまで近接撮影できるマクロレンズである。距離計非連動。生産本数が少なく、現在では希少な存在になっている。フェリックス・ジェルジンスキー記念工場(FED)が生産した。 FED 50mmF3.5 - 一般的にはFED-10と呼称されている。外見はエルマー50mmF3.5のコピーで同じく沈胴式鏡筒、レンズ群は3群4枚構成のテッサーコピー。故に「エルマーコピーだが(描写は)テッサー寄り」と言われる。スクリューマウントだがFED(FED-1)専用レンズである。コーティングは施されていない。銘板の表記はФЭД。ピントのヘリコイドが半周する物と一周する物がある。同じL39マウントのバルナックライカやバルナックコピー機にも装着は可能だが、フランジバックの問題がある。FED銘のレンズは5種類あるが、後年のレンズの様に数字で区別されてはいない。FED-10と言う呼称は便宜上他のFED銘のレンズと区別する意味で付けられたもの。アタッチメントはφ19mmねじ込みもしくはφ36mmかぶせまたはφ36mmはめ込み。フェリックス・ジェルジンスキー記念工場(FED)が生産した。 ジュピター-17 52mmF2.0 - レンズ群は4群5枚構成。ジュピター-8の後継レンズとして計画されたが本格生産には至らなかったため珍品中の珍品である。同じ光学系でナルシスカメラ用M24マウントも生産されていた。アタッチメントはφ40.5mmねじ込み。主にクラスノゴルスク機械工場(KMZ)が生産していた。 ヘリオス-65 52mmF2.0 - レンズ群は4群6枚構成。単層コーティングレンズである。同じ光学系でゼニットマウント(M39マウント)、ペンタックスKマウント、コンタックス・バヨネットマウントも生産されていた。アタッチメントはφ49mmねじ込み。主にクラスノゴルスク機械工場(KMZ)が生産していた。 ジュピター-9 85mmF2 - レンズ群は3群7枚構成。ゾナー85mmF2のコピー。スクリューマウント。同じ光学系でゼニットマウント(M39マウント)とコンタックスマウント、そしてプラクチカマウント(M42マウント)のMC ジュピター-9が作られていた。主にクラスノゴルスク機械工場(KMZ)が生産していたが、MC ジュピター-9はリトカリノ光学ガラス工場(LZOS)が生産した。 FED 100mmF6.3 - 一般的にはFED100mmと呼称されている。レンズ群は2群4枚構成。マウンテンエルマー(エルマー105mmF6.3)のコピーとされているが外見はかなり異なる。スクリューマウントだがFED(FED-1)専用レンズである。コーティングは施されていない。銘板の表記はФЭД。開放値がF5.9のプロトタイプも存在する。最大の特徴は距離計連動ながら最短撮影距離が1mと言う点である。生産本数が少なく、現在では希少な存在になっている。フェリックス・ジェルジンスキー記念工場(FED)が生産した。 ジュピター-11 135mmF4.0 - レンズ群は3群4枚構成。ゾナー135mmF4のコピー。主にゼニットマウント(M39マウント)とコンタックスマウントだが、1974年頃にはスクリューマウントも作られていた。スクリューマウントはコンタックス・バヨネットマウントをライカ・スクリューマウントに変更したもの。アタッチメントはφ40.5mmねじ込み。主にカザン光学機械工場(KOMZ)が生産した。
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