コマさん
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 22:39 UTC 版)
「妖怪ウォッチの登場キャラクター」の記事における「コマさん」の解説
声 - 遠藤綾(以下特記以外同) プリチー族/オマモリ族。神社の狛犬に憑依した妖怪。一人称は「オラ」で、「〜ズラ」、「もんげー」(岡山弁で「ものすごい」という意味)が口癖。年齢はコマじろうの発言によると、300歳を越えているとのこと。葉っぱを頭に乗せた時には垢抜けない人間の青年として人間に視認されるようになる。必殺技は「ひとだま乱舞」。双子の弟にコマじろうがいるが、弟のコマじろうとは違いに未だに都会慣れしていない。渦巻き柄の入った緑色の風呂敷を背負っており、コマじろうからクリスマスプレゼントとして渡された緑色のがま口のポシェットを、肌身離さず身に着けている。好物はソフトクリーム。 ゲーム版の『1』では田舎から家出してさくらニュータウンに訪れるが、キュウビに馬鹿にされたことで見返すために主人公と行動した。そしておぼろ入道を倒し、キュウビにも認められたことで、主人公の友達となった。第11章では結界が壊され人間界に侵入して来たイカカモネに対し、ジバニャン含めた他の人間側の妖怪達と共に立ち向かったことがある。『2』ではメインストーリーには登場しないが、『1』との連動で友達にすることが可能。『3』ではヨップル社の工場見学に参加し、改めて主人公と友達になる。 アニメ版ではコマさんが住んでいた神社が取り壊されたことで、放浪中に都会に訪れたという。神社にいた時に祭りの屋台で売られていたソフトクリームを以前から食べたいと思っていたため、ファストフード店で客が注文したソフトクリームを勝手に食べながら過ごしていた。そこをケータとウィスパーに目撃され、ケータたちに町を案内されてから友達になる。弟のコマじろうと共に河川敷の川辺にあるバラックで暮らしている。妖怪としての能力を発揮する場面は少ないが、手を触れた相手の思い出を読み取る描写が作中に存在する。綺麗な女性に弱いところがあり、人間の女性に恋心を抱いたこともある。 ゲーム版では純朴な弟思いの田舎者で、臆病かつ泣き虫で弱虫な性格。アニメ版・コロコロ版・ちゃお版でもそれは踏襲されている。特にアニメ版では加えて、天然かつ単純な性格になっている。また食べることが大好きなようでソフトクリームや名物等色々な物を食べることが多いが、犬以外の他の動物が食べるものさえも平気で食べる節があり、悪食。アニメでのケータにおけるコマさんの全ての召喚は、コマさんの性格や気質を利用あるいは逆利用する目的で呼び出されている。アニメでは「コマさん」「コマさんタクシー」「4コマさん」などコマさんが主役になるミニコーナーがある。 人間界の常識や事情に極めて疎く、苦手なことも多いが、一方で本来の姿は人間には見えないにもかかわらず、博物館の入館料を払うなどの目的でわざわざ人間に化けるなど、律儀な一面も持ち合わせている。また、手先が器用で陶芸や建築といった立体的な造形に長けている面がある。一方で、平面的な造形(絵画など)は苦手。 コロコロ版の漫画では単行本未収録のエピソード(『月刊コロコロコミック』2014年10月号掲載)と劇場版第2弾のコミカライズ版、15巻のバスターズトレジャー編に登場した。 ちゃお版の漫画ではキュウビが誤って神社を放火させたことで住む場所を失い、改めて色々経験するために都会へ移ったが、都会に対する恐怖心を抱いていた。フミちゃんと出会い、友達同士になったことで、後にコマじろうと共に彼女の家で居候するようになる。非常に小心者。[要出典] キャラクターデザインを担当した田中美穂は、ジバニャンの友達のようなキャラクターを作ることを意図して、ジバニャンが猫であることから犬に決め、狛犬の妖怪なら可愛くなると考えてモチーフを決めた。コマさんの顔の形は、ジバニャンが丸い顔であるため、その横に並べた際のバランスを考え、シルエットに差をつけつつ丸に寄せた形として、おまんじゅうからインスピレーションを得て丸を潰したような形にデザインされた。 ねとらぼ調査隊で2021年に実施された「『妖怪ウォッチ』であなたが好きな妖怪は?」と題したアンケートでは第1位になった。「ウェブ電通報」によると、田舎っぽさがあり愛嬌のあるキャラクターであることから、特に女性からの人気が高いとされる。
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