キャッシュ・メモリとは? わかりやすく解説

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キャッシュメモリ

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キャッシュメモリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/01 08:30 UTC 版)

キャッシュメモリ (cache memory) は、CPUなど処理装置がデータ命令などの情報を取得/更新する際に主記憶装置バスなどの遅延/低帯域を隠蔽し、処理装置と記憶装置の性能差を埋めるために用いる高速小容量メモリのことである。略してキャッシュとも呼ぶ。コンピュータは以前から記憶装置や伝送路の性能が処理装置の性能に追いつけず、この差が全体性能に対するボトルネックとされてきた(ノイマンズ・ボトルネック)。そしてムーアの法則に基づく処理装置の加速度的な高性能化により現在ではますますこの差が拡大されている。キャッシュメモリは、記憶階層の観点からこれを解消しようとするものである。


  1. ^ "to sustain Haswell’s CPU peak (e.g., 16 multiply-adds per cycle), a core must access 16 matrix elements (= 64 bytes) per cycle, all from memory ... assuming 2.0GHz processor, it requires memory bandwidth of: ≈ 64 × 2.0 GHz = 128 GB/s" 田浦. (2016). What You Must Know about Memory, Caches, and Shared Memory. 並列分散プログラミング, 東京大学.
  2. ^ "__m256 _mm256_fmadd_ps ... Throughput (CPI) ... Haswell ... 0.5" Intel Intrinsics Guide. 2022-04-03閲覧.
  3. ^ "A simple memcpy experiment ... 4.575611 GB/sec ... an almost proportional improvement up to 10 lists" 田浦. (2016). What You Must Know about Memory, Caches, and Shared Memory. 並列分散プログラミング, 東京大学.
  4. ^ "it requires memory bandwidth ... ≈ 20× more than it provides" 田浦. (2016). What You Must Know about Memory, Caches, and Shared Memory. 並列分散プログラミング, 東京大学.
  5. ^ "multi level caches ... recent processors have multiple levels of caches" 田浦. (2018). What You Must Know about Memory, Caches, and Shared Memory. 並列分散プログラミング, 東京大学.
  6. ^ "multiple levels of caches (L1, L2, . . . )" 田浦. (2018). What You Must Know about Memory, Caches, and Shared Memory. 並列分散プログラミング, 東京大学.


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キャッシュメモリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 12:30 UTC 版)

ソリッドステートドライブ」の記事における「キャッシュメモリ」の解説

キャッシュメモリには128Mバイト程度DRAM使用することが多く読み書き高速化寄与する部分的な書き込み時には対象となるブロック全体一時的に保持するのに使用されるまた、1つブロック対す複数細かな書き込み要求ではフラッシュメモリ書き込まずにキャッシュメモリに蓄えておき、ある程度まとめてから1度書き込むことで、書き込み可能回数実質的な向上を行なうのにも使用される廉価帯の製品ではキャッシュメモリが省略されているものがある。 フラッシュメモリと、DRAM用いたコントローラ搭載したものが主流であるが、2012年5月にはバッファローメモリ(メルコホールディングス傘下)が、DRAM代わりに不揮発性メモリであるMRAMをキャッシュメモリに採用したSSD産業向けにサンプル出荷開始した製品は、組み込み向け比較的小容量(数ギガバイト)で、突然の電源断でも書き込みデータや、コントローラ管理データ保持し耐障害性の向上、低消費電力化などが図られるという。

※この「キャッシュメモリ」の解説は、「ソリッドステートドライブ」の解説の一部です。
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キャッシュメモリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 03:04 UTC 版)

USBフラッシュドライブ」の記事における「キャッシュメモリ」の解説

USB2.0以降インターフェースを持つ高速USBメモリ記憶領域HDD対するキャッシュメモリとして使用しHDDデータ一部USBメモリ格納してHDDアクセス高速化することが可能である。ReadyBoost機能搭載したWindows Vista以後OSで、所定転送速度よりも高いパフォーマンス発揮できる判定される使用できるまた、ReadyBoost搭載していないOSでも同様の機能付与するサードパーティー製ソフトも発売されている。

※この「キャッシュメモリ」の解説は、「USBフラッシュドライブ」の解説の一部です。
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