キハ400形500番台
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「くつろぎ (札幌鉄道管理局)」の記事における「キハ400形500番台」の解説
キハ400-502「くつろぎ」 キハ400-502・車内 キロ29形・キロ59形により運用されていた和式気動車が、車両の老朽化や客室設備の陳腐化が目立ってきたため、車両改善への対応を行なうことになり、1997年末から1998年初頭にかけて登場した。3両ともキハ400形気動車から改造されており、形式はキハ400形のままであるが、500番台に改番された。全車両とも普通車扱いである。 キハ400-501(旧キハ400-141)- 定員32人 キハ400-502(旧キハ400-142)- 定員32人 キハ400-503(旧キハ400-149)- 定員32人 外部塗装デザインは、窓より上を濃いグレー、窓から下を赤とした上で、客室部分の窓周りをライトグレーとしているが、これは掘り炬燵をイメージしたものである。また、機器室の部分には、室内の仕切り壁を図案化したマークを入れた。 客室内は深さ300mmの掘り炬燵構造となり、座椅子を使用することで、正座やあぐらではなく、通常の椅子に座るのと同様にくつろげるようにした。室内は全てカーペット敷きとなり、テーブルの収納を行なうことで、床面全体をフラットなカーペット敷きにもできるようにした。通路側は跳ね上げ式の床板とした。また、通路と反対側の窓下には蓋つきの荷物収納スペースが設けられた。壁面は土壁調の化粧板仕上げで、前後の仕切り壁は深い赤色としている。また、窓のロールカーテンは暖簾模様とした。 サービス機器として、カラオケ機器・衛星放送に対応したビデオ装置・電子レンジ・冷蔵庫・電気ポットを搭載した。また、トイレは真空式に改造された。 キハ400形500番台の導入後、キハ56 551・552も同一の塗装デザインに変更された。 キハ400-502,503は2015年3月に廃車となり、5月中〜下旬に苗穂工場で解体された。
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キハ400形500番台
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「国鉄キハ40系気動車 (2代)」の記事における「キハ400形500番台」の解説
老朽化したお座敷気動車(キロ29形・キロ59形)を置き換えるために、1997年から1998年(平成10年)にかけて前述のキハ400形100番台3両をお座敷車に改造したものである。同時期に改造されたお座敷車のキハ183系6000番台と同様、一般車と併結して運用することが可能である。 客室を可能な限り広く取るため前位側の出入り台(デッキ)を撤去し、塗装は黒、深い赤、暗い灰色のブロックパターンに改められた。客室は床面をかさ上げしてカーペット敷きとし、深さ30 cmの掘り炬燵構造としているが、乗客が足を伸ばしてくつろげるよう床面をフラットにすることも可能である。2003年度には冷房装置の交換などの更新改造が実施された。2015年(平成27年)3月31日付で2両(502・503)が廃車され、残った501も同年11月に解体され、キハ400形は形式消滅した。 車両形式車両番号種車落成日改造落成配置現行配置・処遇転属・除籍日最終配置備考キハ400形 500番台 キハ400-501 キハ400-141 1997年12月28日 苗穂 苗穂 廃車 2015年10月31日 苗穂 お座敷列車 キハ400-502 キハ400-142 1998年2月28日 2015年3月31日 キハ400-503 キハ400-149 1998年4月18日 釧路 キハ400-502「くつろぎ」
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