ガスの種類とは? わかりやすく解説

ガスの種類

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 22:35 UTC 版)

都市ガス」の記事における「ガスの種類」の解説

日本では都市ガスウォッベ指数Wobbe index)と燃焼速度指数組み合わせにより13A・12A・6A・5C・L1・L2・L3の7種類区分がある。 13A・12Aの発熱量が高いグループと、それ以外発熱量が低いグループ大別されるまた、後ろ3つは、以前あった発熱量の低いグループ属すガス規格3つずつまとめたものであり、L1 > L2 > L3の順で出力小さくなるまた、6A、及び簡易都市ガスとして供給される L13A はLPガス主要成分であるブタン火力調整のため空気薄めたものであり、空気より重くゴム類を侵す働き強いたガス漏れ警報器設置ホース類、補修部品手配の際にはそれぞれの種類対応した製品が必要である。 「13A」などのガス規格の意味は、数字熱量を、A、B、Cの文字燃焼速度を表す。 1m3あたりの発熱量13:46.04655メガジュール11メガカロリー)~43.14メガジュール(10.306メガカロリー12:41.8605メガジュール10メガカロリー燃焼速度(現在主流の12A・13AにはAしかないため、あまり気にしなくてよい)A:遅い B:中間 C:速い ガス燃焼機器の好燃焼範囲から外れた種類ガス供給する燃焼不良引き起こされる。たとえば燃焼速度速いガス供給されると、バーナー外部燃えず内部燃えることになり過熱事故引き起こす逆に燃焼速度が遅いガス供給されると、バーナーから離れようとする(リフティング燃焼という)。都市ガスとは関係ないが、ガス溶接使われるアセチレン水素も非常に燃焼速度速いガスであるのに対しプロパンガス燃焼速度が遅いため、それぞれ専用溶接火口となる。 供給されるガスについては、日本全国複数種類使用されていたが、1969年液化天然ガス輸入開始されたことを契機ガス種の転換統一始まった天然ガス石油系のガス比べ製造過程環境調和的であり、家庭においても熱量高く消費機器選択肢拡大安全性の向上期待できた。ガス種の転換に際しては、ガス会社が各家庭訪問してガス器具調整が行われたが、一部では作業ミスにより一酸化炭素中毒死が発生する事故生じた経済産業省1991年5月にIGF21計画発表2010年まで熱量が高い13Aへの転換がより強力に推進され最終的に2018年8月に、唯一12A・13A以外の都市ガス(5AN)を送出していた秋田県湖東ガス廃業したことで、7種類区分のうち、13A・12Aの2種類のみが供給されることとなった

※この「ガスの種類」の解説は、「都市ガス」の解説の一部です。
「ガスの種類」を含む「都市ガス」の記事については、「都市ガス」の概要を参照ください。


ガスの種類

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 05:02 UTC 版)

Power-to-gas」の記事における「ガスの種類」の解説

水素社会などと持て囃される通り水素代表的だが、それ以外にもメタン合成ガスCO、H2混合ガス)、LPGアンモニアなどいろいろなガス考えられるアンモニアなどは水素より沸点低く低コスト液化貯蔵輸送できる有毒な他、メタン場合既存のガスインフラの利用可能だ合成のためどこからか大量二酸化炭素入手しなければならないなどガスによって長短がある。 またこれらのガスから現場で水素改質して燃料電池燃料利用することも考えられる

※この「ガスの種類」の解説は、「Power-to-gas」の解説の一部です。
「ガスの種類」を含む「Power-to-gas」の記事については、「Power-to-gas」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ガスの種類」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


このページでは「ウィキペディア小見出し辞書」からガスの種類を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書からガスの種類を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書からガスの種類 を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ガスの種類」の関連用語

ガスの種類のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ガスの種類のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの都市ガス (改訂履歴)、Power-to-gas (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS