ガスの存在量による分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/28 01:07 UTC 版)
合体時にそれぞれの銀河が持つガスの量や、銀河の周囲にガスが存在する場合は合体時にそれを取り込む量によって分類することができる。 ガスが豊富な合体 - 合体する銀河がガスに富んでいるとき(青い銀河、渦巻銀河に多い)、合体時に多くの星形成が起こる。渦巻銀河から楕円銀河への移行はクエーサー活動を引き起こす原因にもなる。しばしばwet mergerと呼ばれる。 ガスに乏しい合体 - 合体する銀河のガス量が少ないとき(赤い銀河、楕円銀河に多い)、合体時に激しい星形成は起こらない。しかし、恒星の質量を増加させる重要なはたらきがある。Dry mergerと呼ばれる。 ガスをある程度含む合体 - 上記2タイプの中間程度のガスを保有する銀河同士の合体では、爆発的な星形成は起こるものの球状星団を形成するほど激しい星形成にまではならない。Damp mergerと呼ばれる。 これらの混合 - ガスの豊富な銀河と少ない銀河が合体するようなケースもある。
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