ウォッベ指数
読み方: うぉっべしすう
【英】: wobbe index
略語: WI
【英】: wobbe index
略語: WI
燃焼器のノズルから噴出するガスの速度が、ガスの比重に影響を受けることを補正した燃焼性指標の一つ。 ウォッベ指数(WI)はガスの燃焼性を示す指標のうち、噴出熱量インプットを示す指数であり、以下の数式で表される。 WI= H/√S H:ガスの総発熱量(メガジュール/ノルマル立方メートル) S:ガス比重(空気= 1 ) ここで、総発熱量を比重 S の 2 乗根で除するのは、燃焼器ノズルに於けるガスの噴出量が 1/√S に比例するからである。これにより、ガス種類によらない噴出熱量が示される。 ガスの噴出熱量は、原料組成、製造設備の操業条件等により大きな影響を受けるが、ウォッベ指数が定められた燃焼性の範囲を逸脱すると、燃焼が不安定となり不完全燃焼や赤熱不足といった現象が生じる。 法的には、このウォッベ指数と、燃焼速度を示す指数である最大燃焼速度 MCP (maximum combustion potential)を法で定められる方法により測定・記録し、それらの値が供給約款で定められたガスグループの燃焼性の範囲内に入るよう調整・管理することが求められる。 (堀 和秀、2006 年 3 月) |
ウォッベ指数と同じ種類の言葉
- ウォッベ指数のページへのリンク