エゾノーで飼育されている家畜たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/18 09:21 UTC 版)
「銀の匙 Silver Spoon」の記事における「エゾノーで飼育されている家畜たち」の解説
ブラックキング号 馬術部で飼育されている黒馬、所有者は校長。日本輓系種。第1話で八軒を捜しに来たアキが騎乗していた馬。その巨大な体躯や鋭い目つきは八軒に世紀末覇者の愛馬を連想させたが、実際は働き者で優しい性格の持ち主。エゾノー祭で輓馬の公開実演を行った際に活躍した。 マロン号 馬術部で飼育されている騎乗馬。サラブレッド。白く美しい毛並みを持つが、目つきは不細工。知性とプライドが高く、初対面で自分の顔をけなした八軒を鼻で突き飛ばして以来、嫌がらせをして困らせたり怒らせたりすることもしばしばある。騎手を観察する癖があり、騎手の考えを敏感に察する。騎手を見下している間は指示をほとんど聞かないが、騎乗馬としての実力は優秀で騎手が自分を信頼していると感じ取ると、本領を存分に発揮した素晴らしい走りを見せる。 元々は競走馬で中島によると「足が速くていいところまでいった」ようだが、ゴール寸前でカメラの方を向き1位を逃してしまうなど「サービス精神が旺盛」故に成績を残せなかった。 エビス号 馬術部で飼育されている騎乗馬。アングロ・アラブ。元々は乗馬クラブに勤めていたが、倒産で行き場を失っていた。 ミヤコ号 馬術部で飼育されている騎乗馬。サラブレッド。元々は競走馬で地方競馬で成績を残せなかった。 豚丼(ぶたどん) 豚舎棟で実習(=食肉)用に飼育されている、生まれて間もない雄の子豚。三元交配豚(三元豚)。他の豚と違って、尻尾の半分が白いのが特徴。生後直ぐに行う兄弟間での上下関係を決める競争に敗れて、母乳の出が豊富ではない乳房に押しやられたため他の兄弟たちより発育が悪く小柄。彼を哀れんだ八軒が名付けようとしたが、いずれ確実に食肉にされる「家畜」に情が移ることを心配した女子らのアドバイスで「豚丼」に決まる。その直後、3ヵ月後に食肉になることが判明。後に予定通り出荷され、屠畜される。数日後、出荷前に「豚丼=食肉」を買い取った八軒のもとに豚肉となって届けられた。 ベーコン 豚丼が出荷された後、あらたな飼育教材としてやってきた子豚のうちの一頭。豚の飼育は二度目であり、皆は「今度は名前はつけないでおこう」と言ったにもかかわらず、「達観して満足してそこに居座るのは嫌だ」と勇吾が名づけた。 のちに飼育から加工、販売までエゾノー学生で行う「豚肉ファンド」の投機対象となり、蝦夷農生による模擬六次産業の礎となった。 副ぶちょー(ふくぶちょー) 声 - 種﨑敦美 馬術部で飼われている雑種の子犬。第5巻で登場。校内の清掃活動中に八軒がゴミの中から拾った犬で、八軒達の希望により番犬として馬舎内で飼われることとなった。大川による手作りの犬小屋が与えられており、常盤が作った餌代用の募金箱を首につけている。『副ぶちょー』という名前は、名前が決まるまでの便宜的な呼び方で「(八軒)副部長の犬」と呼ばれていたのが略され、名前として定着してしまったもの。拾い主である八軒には当初懐かず舐めていたが、舐められることを危惧して奮起した八軒の躾により短期間で従順な姿勢を見せるようになり、彼に「常盤よりもの覚えが良い」と感涙させた。 当初は「副部長」と記されていたが秋の巻(11)以降「副ぶちょー」とされ、第6巻巻頭キャラクター紹介も「副ぶちょー」と記されている。 第5巻で獣医に予防接種された時には書類にしっかりと「名前:副部長」と記されていた。
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