エゾノバッコヤナギ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 07:22 UTC 版)
エゾノバッコヤナギ(学名: Salix hultenii var. angustifolia、Salix bakko ver. angustifolia)は、北海道に自生する母種バッコヤナギの北方型の変種である。別名では、エゾノヤマネコヤナギ(蝦夷の山猫柳)、コウライヤナギなどともよばれる。アイヌ語では、メロマイ(meromay)あるいはメラオマニ(meraomani)と呼んだとされ、春に出る花穂をネコに見立てて「猫のつく樹」という意味がある。葉は長さ8 - 15センチメートル (cm) 、幅3 - 6 cmの長楕円形で、表面は光沢がある緑色で少ししわがある。葉裏は細かい白色の毛が密生している。 母種バッコヤナギとの区別点は、エゾバッコヤナギのほうが葉の幅が細いこと、また枝の樹皮を剝いた裸の材の表面がバッコヤナギでは隆起した線が見られるが、エゾノバッコヤナギではそれは不鮮明であるか、ほとんど見えないという違いが見られる。
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