やらせ発覚、突然の番組終了
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/05 00:23 UTC 版)
「超近未来遭遇!! どーなるスコープ」の記事における「やらせ発覚、突然の番組終了」の解説
1992年11月8日放送分の「出張アンケート・看護婦さん大会」でやらせ行為が後に発覚し、番組は同年12月をもって打ち切られた。この企画は、女性看護婦たちを呼んで座談会を行うという体で進められていたが、実際には現場で働く看護婦ではなく、看護学生やアルバイトなどの「替え玉」を出演させていた。番組は12月の放送でこの件についての謝罪をするとともに、番組の打ち切りを発表した。 その3か月前には朝日放送の『素敵にドキュメント』も同様にやらせの発覚によって打ち切られており、短期間に在阪テレビ局2局の番組が続けて不祥事で打ち切られる事態となった。製作局の読売テレビは、翌1993年1月22日に郵政省(現・総務省)からこの件について厳重注意の行政指導を受けた。ネット局の広島テレビはこれを機に、日曜22:30枠を読売テレビとの同時ネット枠からつなぎ番組である海外ドラマの放送を経て自社製作枠(編成によっては日本テレビ制作番組の同時ネット枠の場合あり)へと切り替えた。
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やらせ発覚・突然の番組終了
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/07 22:11 UTC 版)
「素敵にドキュメント」の記事における「やらせ発覚・突然の番組終了」の解説
1992年9月24日に、同年7月17日放送分の女性の性行動をテーマにした回「追跡・女子大生、OLの性24時」のナンパ行為を取り上げた映像でやらせ行為(登場した外国人と付き合うOLがスタッフの知人の無名の女性タレント・デートした白人男性と別場面に登場する黒人男性が事務所の外国人モデル)が発覚し、逸見が激怒。9月25日「テレビマン、特にドキュメント番組の制作者が最もやっていけない事をやったのは失格です。私自身一人の放送人として我慢できません。タイトルに『いつみの情報案内人』と私の名前がついている以上、私の知らない所で行われた行為とは言え、視聴者に対する責任を負わなければなりません」と謝罪して、番組を降板すると共に番組も打ち切りになった。 この事件は、テレビ朝日系全国ネット番組では1985年10月の『アフタヌーンショー』のやらせリンチ事件以来のやらせ発覚であり、キー局・準キー局がやらせ問題を引き起こしたことや、同時に1992年10月16日放送分が未収録だったことも判明したことで、制作局の朝日放送やキー局のテレビ朝日が各メディアから非難された他、本番組を放送していたネット局にも更なる大打撃を与え、さらには開局がやらせ発覚の約1週間後に控えた秋田朝日放送は開局前から出鼻をくじかれた格好となった。最後の放送では、『アフタヌーンショー』同様にスポンサーも全て降板し、公共広告機構(現:ACジャパン)のCMに差し替えられ、番組の最初と最後にブラックバックでお詫びのテロップを流した。 番組終了後、朝日放送は11月4日付で郵政省(現:総務省)から厳重注意の行政指導を受けた。朝日放送は番組宣伝部を通じて「最大の鉄則である真実のリポートを踏み外した以上、けじめが必要と判断し、番組の打ち切りを決めた」と番組終了の経緯を述べ、「問題のシーンの撮影は外部の番組制作会社のスタッフが行っていて、現場にABCの人間はおらず、チェックが出来なかった」と説明した。 その2か月後に読売テレビが関西ローカルで放送していた『超近未来遭遇!! どーなるスコープ』でもやらせが発覚し、短期間に在阪2つの放送局制作の番組が相次いでやらせ問題を引き起こし、打ち切りになる不祥事となった。
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