その他の花右京家関係者
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「花右京メイド隊」の記事における「その他の花右京家関係者」の解説
花右京北斎(はなうきょう ほくさい) 声 - 八奈見乗児(無印版)、竹本英史(La Verite版) 太郎の母方の祖父(実際は養母で、養母自身、北斎の実娘かは不明)で花右京家先代当主。太郎に家督を譲り隠居した。頭はスキンヘッドで丸いレンズのサングラスをかけ、黒服を着ている。なお、両目は機械化されている。太郎は花右京家に引き取られるまで祖父に会ったことが無かった。女性しか信用しない気質で、そのため花右京家の使用人はほぼ全員メイドである。第二次世界大戦の時代に生まれ、苦境を乗り越えているが特に野心もなく、己の世界だけでの王者にならんとする。アニメ無印版では姿こそ見せないものの、原作初登場話と同じく単なる遊び好きのエロじじいというテイストで描かれていたが、「La Verite」版では原作通りに含みのある謎の人物に戻っている。 自らの娘マリエに対して歪んだ愛情を持っており、そのため彼女の代わりのマリエルという人格が作られた。なお、太郎を自らのクローンにしなかったのは自分自身を忌み嫌っていたため。マリエルが倒れた際、彼女を従者たちに自身の生体研究所に連れて行かせるが太郎たちに奪還され、花右京家での自身の資産もグレースによって全て太郎名義に書き変えられた(その際、珍しく大口を開けて唖然とした様子を見せていた)が、外部にある程度の莫大な資産を保有していたので、自身の没落には至らなかった。物語の前半では普通の身体を持っていたが、終盤では自らの老衰による死期を悟り、自身の生体研究所の中で生命維持装置と半ば融合した醜悪な姿を晒している。最期はマリエルに人工衛星のビーム砲の発射スイッチを押されて研究所もろとも砲撃に巻き込まれ、コノヱに刺されて瀕死の状態の紫皇院に殺害されている。 紫皇院(しこういん) 声 - 山口由里子 花右京北斎の親衛隊である「赤色王旗(せきしょくおうき)」のリーダー。碧眼、金髪の美女。かつてコノヱを鍛え上げた人物。なお、コノヱと赤色王旗の他のメンバーは彼女を姉として慕っている。巨大なだんびらを振るって戦い、戦闘服の背部パーツに付属したバーニアで飛行も可能。 マリエと駆け落ちした画家(太郎オリジナル)は自身の初恋の相手でもあった。しかし北斎の命令には逆らえず、皮肉にも彼を殺害する形となってしまった。北斎に付き従っていた本当の理由は彼の愚かさに惚れたためであり、忠誠を誓う際に交わした契約などはどうでもよかったらしい。コノエと別れる前に時が来たら自分を殺すように言うが、それは自身の罪滅ぼしのためであった。終盤にてコノヱとの対決で折れた大太刀を胸に刺され、その後彼女を庇って人工衛星のビームを食らい、左腕を失った上重傷を負う。そして、北斎の歪んだ思想に終止符を打つべく彼を殺害し、自らも死亡した。 カレン 赤色王旗のメンバー。戦闘では2本のククリナイフを使用するが、紫皇院の発言からして実力は赤色王旗の中では低い方であると思われる。前からコノヱのことが気に入らなかったらしく、終盤で登場した際に彼女と対決し善戦する。しかし、八島に倒された。なお、赤色王旗のほとんどのメンバーは十字軍の三大騎士団の血を引いており、彼女と紫皇院を含めて12人存在するが、残る10人(そのうちの一名の声:寺田はるひ)の名前は本編では明かされなかった。 北斎の従者 声 - 石塚さより 北斎に忠実な3名の従者たちで、特殊なスーツを着ている。アニメでは6名で、警棒が武器。 実はマリエと駆け落ちした画家の青年のクローンの失敗作らしく、生命維持装置付きのスーツに肉体を移植している。なお、グレースは当初マリエルがクローン技術で作られたものであると説明しており、太郎や彼らの経歴と混同されている。すべての謎が判明し、研究所が破壊された後は花右京邸で暮らしている。 カール かつてコノヱが預けられていた花右京家の人材育成用施設で飼われていたドーベルマン犬。 マリエルの先生 声 - 城雅子 アニメオリジナルキャラ。本名不明。マリエルの世話係をしていた家政婦長風の女性で、マリエルが幼少期から太郎は彼女に仕えるご主人様だと教えた張本人である。それ以降の去就は不明。
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