かやね荘
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/03 01:10 UTC 版)
直井 泰金(なおい やすかね) 25歳の男性。誕生日は4月12日。身長は175センチメートル。荘の最年長かつリーダー的存在。 名前にある駒は「金」。家主ではなく、あくまでもシェアハウスの住人。 かやね荘ではもっぱら棋譜並べで研究をしており、対局することはほとんど無かった。 物語開始時点で奨励会三段。早くから奨励会に入り三段リーグ入りするも、そこで十年間四段に上がれず年齢制限で退会になる26歳が迫っている。 天才に置いて行かれてもいつか報われると信じて努力を続けていると語り、何をやっても結果を出せず悩んでいた信歩を励ました。 稀代の天才と呼ばれる程の才能の持ち主だったが、将棋への信念が無いまま強くなってしまった為、自分が勝つ事で他人を蹴落とす事に恐れを抱くようになる。 その結果大一番でいつも勝てず、上位二人がプロに昇格する三段リーグで万年三位にとどまっている。 リーグを突破できずノイローゼになるほど追い込まれて駒の音すら煩わしく感じてしまった泰金は、次の住人は奨励会員でなくていいとリクエストを出し、そこで来たのが信歩であった。 二年後は六段、順位戦B2でタイトル挑戦者にまでなっている。 県 銀雅(あがた ぎんが) 24歳の男性。誕生日は10月10日。身長は183センチメートル。名前にある駒は「銀」。 歳が近い泰金とは仲が良い。冷静沈着で寡黙だが、信歩の特訓に付き合ううちに香月との約束をすっぽかしてしまう天然な一面も。寿司とコーヒーが大好き。 奨励会三段。 二年後は五段になっており、オープン戦で九段を破って優勝するなど躍進している。 弥代 桂司(やしろ けいし) 16歳の少年。誕生日は2月3日。身長は172センチメートル。信歩にとっては兄貴分的存在。名前にある駒は「桂馬」。姓が違うが歌川とは兄弟。 明るく社交的。派手な髪色に加え派手な服装。ゲーム好き。人当たりが大変良く、香月・みなとに比べ信歩に対しても親切。棋力は奨励会員の中では下位で、ルームメイトの間でも、しばしば指摘されている。 奨励会初段。 二年後は忙しくなって荘を出た泰金の代わりにリーダー役をやっている。段位については触れられてないが、四段までには至っていないようである。 桜井 香月(さくらい かづき) 16歳。誕生日は9月23日。身長は158センチメートル。一人称は「僕」。中性的なルックスで性別は最後まで明かされず、不明である。作中で女性と思われる描写が数回ある一方で、男性と思われる描写も数回ある。名前にある駒は「香」。 綺麗好きでスリッパを必ず履いている。ヘッドホンを常備しており音楽を聴きながら対局に臨む。毒舌家な面があり、信歩にも厳しい言葉を投げかけるが、同時に助言を送るなどの気遣いを見せる。桂司と仲が良く、毒舌を吐きながらもじゃれあいのような小喧嘩を頻繁に行っている。 奨励会初段。 例会の対局で負けるたびにトイレで吐くほど入れ込んでいる。 将棋を知った日にプロを目指すと口にした信歩に当初はきつく当たっていたが、信歩の才能を目の当たりにしてすぐに態度を改めた。 二年後では桂司同様段位については触れられなかった。 風丘 みなと(かざおか - ) 15歳の少女。誕生日は8月1日。身長は161センチメートル。千賀高校の1年生。名前にある駒は「と」。 露出の激しい服を好む。かやね荘の住人の前ではだらしがないが、外では澄ましている。 信歩とは同じ高校の同級生だが、学校ではあまり交流がない。なにかと信歩のことを気にかけ、彼女の助言で信歩は高校の将棋部に入部した。 幼少の頃に竜胆と指した経験がある。 奨励会一級。かやね荘には中学から住んでいる。 二年後、作中では来期(時期は夏と思われるため、十月から)より三段リーグ入りと報じている。 現実では2015年12月、西山朋佳が20歳で女性二人目となる三段リーグ入りをして最年少記録を更新しているが、みなとはそれよりも二歳ほど若いことになる。 また、信歩のことを好きになったため、彼の前ではだらしない態度を控えるようになった。
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