おもな舞台
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 16:59 UTC 版)
東桜坂(ひがしさくらざか) 祐一の家やペットショップ望月などがある、物語全体の舞台となる町。都会から少し離れた、郊外…というより、片田舎の町である。 駅前には「東桜丘商店街」がある。 祐一の部屋 祐一が借りて住んでいる。オーナーはかなの家である睦月家。 建物は全体が賃貸で、1Fが店舗スペースでスーパーマーケットの「スーパーニシムラ」、2Fが祐一のプライベートエリアと塾の教室となっている、ちょっと変わった構造。 祐一のプライベートエリアには、リビング・ベッドルーム・キッチン・バス・トイレ・広いベランダの他、後に里沙が自室にしてしまう部屋(本来は客間)が1つあり、大学生の1人住まいとしてはかなり広い(みかん、里沙、シルヴィが来てからは少々手狭?)。 ベッドはセミダブルだが、祐一・里沙・みかん・シルヴィの2人と2匹が同時に寝ると、ペットがそれぞれの飼い主と抱き合っていても、さすがに狭い。 塾に関しては、みかんが元気になりシルヴィが来てからは授業終了後に「おやつタイム」が設けられ、みかんやシルヴィと遊びながらお菓子やお茶が楽しめるので、人気が高まり生徒が増えている。 ペットショップ望月 撫子が店主を務めるペットショップ。祐一の家からは歩いて行けないこともないが、車で行きたくなる程度の距離がある。 店主の撫子のほか、従業員7名、パート5名が働いている。時に、祐一や里沙がアルバイトもする。 町の幹線道路に面しており、すぐ近くにバス停がある。 店内にはペットフード、ペット用品の他、獣型ペット用のケージがある。人型ペットも扱うが、基本的に注文による取り寄せとなる。 獣医師が常駐している。また店の裏手にはペット同伴OKの広い喫茶スペースがあり、ペットショップとしてはかなり充実している。 売り物の獣型ペットたちは、虎太郎が毎日散歩させている。 望月家 撫子の自宅で、古めかしい2F建の日本家屋。町の中心からは離れているようで、閑静な環境にある。 犬猫をはじめ、多数の獣型ペットを飼っている。ペットたち専用の部屋や、ペットたちが遊べる広間もある。 敷地は広く、庭でペットたちが走り回ることができる。 美沙の部屋 美沙がみかんと住んでいた部屋。かなり高級なマンションの1室。 祐一の部屋の近くにあり、美沙が亡くなった後も里沙が泊まったりしていた。 睦月家 かなの自宅。かな、クゥ、かなの両親が住む。 様々な事情により、各部屋は防音のいい構造になっている。 祐一は、かなの家庭教師で定期的に訪れる。 祐一の部屋からは、車かバスを利用したい距離にある。 天堂寺家 星華の自宅。広い敷地に大きな屋敷が建ち、ヨーロッパの邸宅のような風情。 多数の使用人が勤めていて、星華は文字通りの「お嬢様」である。 星華の自室は広く、ベッドは天蓋つき。 カイエの他、動物型の犬を2匹飼っている。カイエより年上のジェリー、年下のジョナサン。ジェリーはもと警察犬で、ジョナサンは警察犬の候補。犬種はどちらもジャーマン・シェパード。 公園 町の中央通りに面した、広い公園。みかんたちの散歩エリアの1つ。 クゥのお気に入りの場所で、クゥが昼寝をしている光景がよく見られる。 隣の、緑のアーチをくぐった先には公園墓地があり、そこには美沙の墓がある。 里沙ルートに進むと、美沙の墓にはいずれみかん、シルヴィ、里沙、祐一が入ることになるらしい。 河原 祐一の部屋からは散歩エリア内にある、大きな川のほとり。 ドッグランが整備されていて、運動好きなペットを遊ばせるには最適の場所。 訓練所 警察犬や作業犬の訓練所。人型ペットの各種資格の試験場にもなる。 虎太郎とカイエが訓練や指導をしたり、みかんが資格試験を受けたりした。 公開訓練といったイベントが行われることもある。 桜海家 里沙の実家。東桜坂からは約100km、県が2つも離れた場所にある。現在は、里沙の両親だけが住んでいる。 豪田家 シルヴィがペットショップ望月から買われて行った家。西丘二丁目にある。 金持ちの家らしく、玄関は道路から一段高く、また外装はレンガ風の洋風邸宅。 家政婦が勤めている。かつてはペットの訓練師も出入りしていたが、夫人と方針が合わず解雇されてしまった。
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