『ウルトラマンパワード』に登場するガボラ
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『ウルトラマンパワード』第5話「電撃防衛作戦」(米国版サブタイトル:MONSTROUS MELTDOWN)に登場。初代と区別するため、玩具などではパワードガボラの名称が用いられている。 ウランを常食とし、消化することでエネルギーに変換する能力を持つLTクラスの超大型爬虫類の一種。地中を時速70キロメートルで掘り進むことができるほか、頭部の防御殻を鳥の嘴のように器用に操ることもできる。初代は4足歩行で殻は6枚であるが、こちらは2足歩行で殻は4枚という違いもある。初代との大きな違いとして光線技を持たない、手足の指が初代より1本多く爪が長い、尾が長いなどがある。また、全身の外皮がウラン鉱石で覆われており、ミサイルなどで攻撃すると放射線や電磁波を体から放出し、連鎖反応による核爆発の危険性を伴うことになる。設定のみではあるが、ウラニウム光線を口から放射する。 原子力発電所を襲撃したほか、ウラン採掘会社のウランを運搬していたトラックを運転手ごと飲み込み、同社の社長も踏み潰して殺害する。軍の試作兵器も飲み込んだとされるが、当初は地下をウラン鉱脈が移動する謎の現象と思われていた。放射能や電磁波を発しながら行動するためにレーダーは支障を来たし、ミサイルは照準を合わせられないため、誘爆の危険性が高くなる。通信機も使えなくなるため、W.I.N.R.は影響を受けないマイクロ波通信機を用意する。弱点は殻に覆われた頭部であるが、初代と異なり常にその殻を閉じている。しかし、ウルトラマンパワードとの戦いの最中、ストライクビートルの砲手サンダースがレーダー照準を用いずにミサイルを発射し、ウラン鉱石の鱗を持たない頭部の殻へ命中させる。その衝撃を受けて殻を開けたところに、メガ・スペシウム光線で頭部のみを撃ち抜かれ、核爆発を起こす前に蒸発する。 体表の岩状の物体は結晶化した酸化ウラニウムであり、日本側脚本では核物質結晶化の技術が発見されるという結末であったとされる。 企画段階では「ガブロアサウルス(ガボラII)」という名称候補があった。 当初は、初代に近いイメージで描かれたデザインも存在する。 デザインは前田真宏。鰭と胴体の継ぎ目が生物として不自然にならないよう、アレンジされている。
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