『ウルトラマンパワード』に登場するゼットン
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特撮ビデオ作品『ウルトラマンパワード』最終回「さらばウルトラマン」(米国版サブタイトル:THE FINAL SHOWDOWN?)に登場。玩具などではパワードゼットンと称される。 サイコバルタン星人によって製造・調整された最強怪獣。宇宙からW.I.N.R.アメリカ支部に直接落下して基地の機能を完全に破壊すると、戦車隊の包囲を不動で迎撃し、そのままパワードも迎撃する。強力なバリヤーを張ること、パワードの光線のエネルギーを胸の吸収板で取り入れた後、強化・増幅して射ち返すこと、1兆度の高熱火球を顔面から放つこと(対パワード戦には未使用)は初代を踏襲している。ただし、身長や体重は大きく上回り、腕や脚は黒一色で、その動作を含めてより無機質な感じになっている。両腕からは破壊光線を発射できる。また、背中には翼が生えていて飛行できるという設定であるが、劇中で飛行する姿は描かれていない。 パワードとパワードドラコの戦いで送信された戦闘データに基づいて戦闘力・能力を強化調整されており、パワードの行動パターンや攻撃を完全に解析し、先手を打つ。だが、最期はW.I.N.R.アメリカ支部の壁に反射させたメガ・スペシウム光線を振り向いて吸収したために背後をさらし、吸収板が装着されていない背中にメガ・スペシウム光線を受けて爆発するが、ゼットンの消滅と同時にパワードも力を使い果たし、結果として相討ちとなりその役目を完遂する。 デザインは前田真宏。ウルトラマンに擬態した怪獣というイメージでデザインされた。バルタン星人同様に6本の手足を持つなど昆虫要素が強調されているが、造形では機械的なイメージとなっている。デザイン段階では威嚇用の武器として5、6本目の手が書き足されていた。 着ぐるみは上下で分割するセパレートタイプとなっている。 企画段階では「ゼットン・パワード」という名称候補があった。
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