『ウルトラマンパワード』に登場するドラコ
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「ドラコ (ウルトラ怪獣)」の記事における「『ウルトラマンパワード』に登場するドラコ」の解説
特撮ビデオ作品『ウルトラマンパワード』第12話「パワード暗殺計画」(米国版サブタイトル:FALLING STARS SPELL TROUBLE)に登場する。初代と区別するため、玩具などではパワードドラコと称される。 サイコバルタン星人がパワードの戦闘データを測るために送り込んだ怪獣で、かなりの戦闘能力を持つ。以前バルタン星人が乗ってきた物より大型のカプセルから現れる。目が赤目で体表はピンク色など、初代と比べて外観がかなり異なる。初代は顎が上下に開くものだったのに対し、こちらは顎が左右に開くよう変更され、本作品のバルタン星人やゼットンと同様、昆虫的なイメージに統一されている。 巨大な翼を持ち、宇宙空間を高速で飛行する。武器は袋状の両手から無数に取り出されるナイフで、どこからか現れたレッドキングの喉を掻き切って瞬殺する。このナイフはパワードの身体を切り裂くほどの切れ味を持ち、投擲武器としても使用可能で、ストライクビートルを撃墜する。また、敵の攻撃で傷ついた部分を短時間で完全に自己修復する機能を持ち、敵の攻撃を受けた部分を自爆させることで、破壊力を無効化し、生体反射外骨格で構成された身体はあらゆる光線技やミサイルを無効化して跳ね返し、メガ・スペシウム光線を跳ね返して一度はパワードを撤退に追い込む。この戦いで収集したパワードの戦闘データを宇宙空間の母船のゼットンのカプセルに送信する。その後、夜の市街地で再びパワードと戦い、パワードの胸を裂いて大ダメージを与えるが、ストライクビートルのスティンガーミサイルを同一箇所に連続で撃ち込む作戦で生じた傷にメガ・スペシウム光線一点集中放射版を受け、撃破される。 デザインは前田真宏。体色などはレッドキングを擬態したというイメージ。手足の形は道着がモデルとなっている。オリジナルの脚本では「レッドドラコ」という名称であったが、デザインでは特に意識はしていない。昆虫のイメージを取り入れているため、蜘蛛のイメージが取り入れられているが、手足は6本となっており、両手は袋状となっている。 企画段階では「ドラコVer.02」という名称候補があった。
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