「太田昭和」の系譜とは? わかりやすく解説

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「太田昭和」の系譜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 05:14 UTC 版)

EY新日本有限責任監査法人」の記事における「「太田昭和」の系譜」の解説

新日本監査法人直接前身太田昭和監査法人であり、今でも太田昭和」の名で馴染んでいる人も多い著名な監査法人である。太田昭和の「太田」側の母体築いた太田哲三は、一橋大学名誉教授会計学者として名を馳せた人物であり、大学退職後に公認会計士資格取得し初代日本公認会計士協会会長就任当時まだ日本根付いていなかったアメリカ合衆国公認会計士制度普及図り現在の会計監査システム基礎作り上げた業界内では会計学の礎ともされており、山陽特殊製鋼倒産事件機に組織的監査必要性唱えられると、1967年昭和42年1月19日には監査法人第一号として監査法人太田哲三事務所設立している。設立当初規模社員8名・公認会計士有資格者12であった。その翌年には等青木監査法人監査法人中央会事務所といった全国規模監査法人設立されているが、太田哲三事務所同年11月全国規模法人とするため拡充行っており、設立3年後1970年昭和45年3月末には社員36名・使用人88名・クライアント106社の法人となっている(なお、クライアント数の順位中央朝日・等青木昭和次ぎ5番であった)。海外提携先当時「Big8」と呼ばれていた会計事務所一角、アーンスト・アンド・ウィニーであり、日本直接進出せず提携方式をとり太田哲三事務所部門吸収されている。 一方太田昭和の「昭和」側である昭和監査法人富島一夫によって1969年昭和44年)に設立され法人であるが、前身法人である監査法人富島会計事務所解散し新たな参加者を加えて再設立したものであり、実質的に全国3番目の設立である。1970年昭和45年3月時点社員24名・使用人59名・クライアント112社と当初より大手監査法人一員であり、海外提携先は「Big8」の一角、ピート・マーウィック・ミッチェルであった太田昭和両者は、旧公社民営化端を発する1980年代半ば監査法人再編動きのなか合併決めた朝日新和に次ぐ2例目の大型合併となり、とりわけ大手法人同士合併は初となった合併時の規模は総人員数1,269名、顧客数1,260社で当時国最大であったが、翌年の等青木監査法人監査法人サンワ事務所合併によって間もなく国内最大地位明け渡すことになる。なお太田昭和前述通り異な海外事務所提携していたが、両者ともに提携関係維持する方針とした。この二重提携2003年平成15年)まで続くこととなる。 1989年平成元年)にはメイン提携先であったアーンスト・アンド・ウィニーがBig8の一角であったアーサー・ヤング救済合併しアーンスト・アンド・ヤングEYとなった立場の弱い側に追いやられたアーサー・ヤング提携していた大手監査法人朝日新和会計社はこの合併影響国際業務著し不利益を被ることとなったため、打開策として太田昭和朝日新和合併水面下検討された。当時朝日新和は約290社・太田昭和は約260の上企業クライアントとしており、両者合併する当時最大規模であった中央新光監査法人の約1.6倍の規模となる見込みであった。しかし許認可を持つ大蔵省当時)は監査業界寡占化難色示しこれを承認せず、1991年平成3年)に断念へと至った結局朝日新和1993年平成5年アーンスト・アンド・ヤングとの提携解消しアーサー・アンダーセン新たに提携することとなった

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