「ポートランド」艦長とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 「ポートランド」艦長の意味・解説 

「ポートランド」艦長

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/24 17:23 UTC 版)

ローレンス・T・デュボース」の記事における「「ポートランド」艦長」の解説

真珠湾攻撃後1942年5月、デュボースは大佐昇進して重巡洋艦「ポートランド」艦長となる。当時ポートランド」はトーマス・C・キンケイド少将アナポリス1908年組)率い攻撃部隊属し日本軍5月4日から8日にかけて行ったポートモレスビー攻略に伴う珊瑚海海戦参加した。この戦いで空母レキシントン」 (USS Lexington, CV-2) が失われ、「ポートランド」は「レキシントン」の生存者722名を救出した。続くミッドウェー海戦ではフランク・J・フレッチャー少将アナポリス1906年組)率いる第17任務部隊所属し空母護衛任務担当した。「ポートランド」艦長時代初期のデュボースは、乗組員から「甘いP」 (Sweet ‘P.') というニックネーム授けられていた。しかし、デュボースに率いられた「ポートランド」は、やがて「甘い」どころか激烈な戦場飛び込んでいくこととなる。 「ポートランド」は8月7日から9日にはソロモン諸島ガダルカナル島ツラギ島上陸する海兵隊支援行い以降その後海域留まり連合軍補給線防衛任務従事8月23日から25日にかけて行われた第二次ソロモン海戦参加ののち一旦後退し部隊に再合流するためギルバート諸島近海通過中の10月15日タラワ艦砲射撃し、測量艦筑紫」や特設巡洋艦浮島丸」(大阪商船、4,730トン)などを大い狼狽させた。10月26日27日南太平洋海戦において「ポートランド」は空母「エンタープライズ」 (USS Enterprise, CV-6) の護衛担当海戦でデュボースは「ポートランド」を巧みに操って「エンタープライズ」守りきり、その戦功評価されてデュボースに1回目海軍十字章授けられた。 間を置かず、「ポートランド」はダニエル・J・キャラハン少将の第67.4任務群に加わってガダルカナル島行の輸送船団護衛を行う。南太平洋軍司令官ウィリアム・ハルゼー中将アナポリス1904年組)は、輸送任務終われば任務群は即座に退避するよう命じていたが、ニュージョージア海峡南下する阿部弘毅少将率い日本艦隊接近報じられたため、キャラハン決然として日本艦隊立ち向かうこととなった11月12日深夜からの第三次ソロモン海戦では、「ポートランド」はキャラハン旗艦である「サンフランシスコ」 (USS San Francisco, CA-38) の後ろにあり、日本艦隊戦艦「比叡」と「霧島」に応戦したが、間を置かず駆逐艦夕立」からの魚雷が「ポートランド」の右舷後部直撃。「ポートランド」はスクリュー損傷して操舵が困難となり、3番砲塔損傷し砲塔旋回不能となった。艦は旋回余儀なくされたが、生き残っていた砲塔で「比叡に対して砲撃行った。朝になり、いまだ旋回続けていた「ポートランド」は、すでに他の艦艇攻撃廃墟となっていた「夕立に対して砲撃行い、これを撃ち沈めて復讐果たした。「ポートランド」は大きな損傷を蒙ったものの生き残り修理のため後送された。デュボースの「不屈の闘志」と「勇敢で献身的な行為は高く評価され2度目海軍十字章代わる金星章が授与された。「ポートランド」はメア・アイランド海軍造船所修理オーバーホール入りその間にデュボースは少将昇進してポートランド」に別れ告げた

※この「「ポートランド」艦長」の解説は、「ローレンス・T・デュボース」の解説の一部です。
「「ポートランド」艦長」を含む「ローレンス・T・デュボース」の記事については、「ローレンス・T・デュボース」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「「ポートランド」艦長」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「「ポートランド」艦長」の関連用語

「ポートランド」艦長のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



「ポートランド」艦長のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのローレンス・T・デュボース (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS