「サスペンスの女王」としての活躍とは? わかりやすく解説

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「サスペンスの女王」としての活躍

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 01:41 UTC 版)

松尾嘉代」の記事における「「サスペンスの女王」としての活躍」の解説

1970年代末以降の、おもに2時間ドラマにおいて活躍1980年代から1990年代前半において「サスペンス女王」と呼ばれ聖女悪女娼婦悲運の女・コメディエンヌと、ありとあらゆる役柄自在に演じたまた、濃厚な官能的シーン演じたことで人気得た中にはドラマ脚本・演出凡庸であっても松尾演技ドラマ底上げされたとドラマ見られた。 中でもテレビ朝日名物番組土曜ワイド劇場」における「女たちの華麗な闘いシリーズでの熱演視聴者に強い印象残した。このシリーズでは、松尾嘉代演じヒロイン自分欲望をみたすために、陰謀めぐらして他人欺き時には肉体利用してのし上がりライバルを蹴落とした時には高らかな哄笑上げて相手嘲笑う悪女演じピカレスク・ロマン悪漢譚)がたびたび展開された。 松尾嘉代の「女たちの華麗な闘いシリーズは、一般的に1983年の『エアロビクス殺人事件 女の変身美容教室シェイプアップ!』(1983年)から始まったものとして考えられている。『野獣死すべし』1959年)などのクールなピカレスク・ロマン映画脚本家として知られる須川栄三オリジナル・シナリオに基づく犯罪サスペンスであり、松尾嘉代演じヒロインスポーツクラブ経営権をめぐる争いの中でみずから謀略殺人手を染め最期破滅していく物語である。『エアロビクス殺人事件』は松尾嘉代初めとした出演陣濃厚な演技猟奇的演出によって、現在でも土曜ワイド劇場名作ドラマとして知られている。このドラマストーリー・ラインをもとにして、同様に松尾嘉代野心的な悪女演じシリーズ土曜ワイド劇場において次々制作された。 正式な女たちの華麗な闘いシリーズからは外れるが、このシリーズ一本として数えられることも多い土曜ワイド劇場傑作ドラマとして、『女相続人華やかな斗い! 看護婦仕組んだ注射殺人婚姻届知っている…”』(1985年)が挙げられる。「悪女描きのアルレー」と異名取ったフランス女流スリラー作家カトリーヌ・アルレー小説二千ドル一匹」のドラマ化作品であり、松尾嘉代演じ看護婦夏木マリ演じ資産家夫人から、財産横領のために患者病死偽装して毒殺する計画持ちかけられる。 その他、土曜ワイド劇場における名作として名高い濱尾四郎原作の『昭和7年血縁殺人鬼呪われた流氷』(1981年)における、妖艶な貴婦人仮面の下におそるべき狂気秘めた若宮夫人怪演語り継がれている。 悪女役に定評のあった女優だがそればかりではなくコメディにおいても適性示した点において真の名女優であった土曜ワイド劇場放送され佐野洋原作の「密会の宿シリーズでは、コミカルな持ち味の女探偵役演じてコメディエンヌぶりを魅力たっぷりに披露し視聴者好評応えて本のシリーズ製作された。

※この「「サスペンスの女王」としての活躍」の解説は、「松尾嘉代」の解説の一部です。
「「サスペンスの女王」としての活躍」を含む「松尾嘉代」の記事については、「松尾嘉代」の概要を参照ください。

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