《鷲見》の正しい読み方
「鷲見」の正しい読み方
「鷲見 」の正しい読み方は、「すみ」「わしみ」「しうみ」「しゅうみ」になる。「鷲見」の「鷲」は、訓読みで「わし」、音読みで「シュウ」「ジュ」になり、「見」は訓読みで「み(る)」「み(える)」「 み(せる) 」「まみ(える)」「 あらわ(れる)」、音読みで「ケン」「ゲン」になる。「わしみ」については、訓訓読みということになる。ただ、一般的に広く用いられる読み方は「すみ」であり、日本人の姓や地名に多くみられる。「鷲見」の意味解説
岐阜県(旧美濃国)郡上市高鷲町鷲見を指す。鷲ケ岳の北西方に流れる長良川の支流である鷲見(すみ)川の上流に位置する地名のことである。その地域一帯の氏族であった鷲見氏は、鎌倉時代、鷲見城を築城したと伝わっている。「鷲見」の苗字は全国の約半数が岐阜県に集中しており、中濃地域にとくに多く分布している。そのほかに、愛知県、北海道などにも「鷲見」の姓がみられる。また、「鷲見」の地名は、滋賀県長浜市余呉町鷲見にもみられる。なぜ「鷲見」と読むのか・理由
美濃の山中に潜んでいた大鷲の存在について、時の天皇・順徳の耳に入ることとなり、勅命を受けた藤原頼保が人々に危害を及ぼす大鷲2羽を退治した。その恩賞として、鷲見姓を賜ったことに由来する。「鷲見」の類語・用例・例文
「鷲見」の用例に、「鷲見橋」「鷲見川」「鷲見病院」「鷲見氏」がある。例文
「鷲見(わしみ)源次郎、近藤無一などという健脚な若者をすぐって、大津方面から京都あたりまで、実状の探索に放った。」(吉川英治「新書太閤記:08 第八分冊 」)
「息子を早目にスポーツから切り離し、世間並みの生活本位のコースにのせようというのが両親の考え方であり、この思考法に沿った鷲見には、一種の聡明さがあったといえよう。希望通り四年修了で東北の高等学校にはいった鷲見は京都の大学にはいり、官庁に就職し、応召した。」(豊田穣「海兵四号生徒」)
「『安道さま、向こうに沢村大使の令嬢がお見えになっておりますよ』 背後からそっとそうささやかれて、鷲見信之助はぼんやりと舞台から眼を離した。」(横溝正史「塙侯爵一家」)
「鷲見川(わしみがわ)へ釣りに出かける」
「鷲見城(すみじょう)は1185年に築城された」
「鷲見」の英語用例・例文
「鷲見」を英語にすると、「Sumi」「Washimi」になる。例文
「Born in September 1747 as a son of Shozo WASHIMI in Ogaki Domain, he became an adopted child of Motosumi (元澄) EMA, a doctor working for Ogaki Domain.(蘭斎は延享4年(1747年)9月大垣藩鷲見荘蔵の家に生まれ、のちに大垣藩藩医江馬元澄の養子となる。)」( Wikipedia日英京都関連文書対訳コーパス)
「Yasuo Sumi is known for using soroban(Japanese abacus) as well as geta(the typical Japanese wooden sandals) and bangasa(Japanese paper umbrella) as painting techniques.(鷲見康夫は、そろばんや下駄、番傘を用いた絵画技法で知られています)」
- 《鷲見》の正しい読み方のページへのリンク