《鼻閉》の正しい読み方
「鼻閉」の正しい読み方
「鼻閉」は「びへい」と読む。「鼻閉」の意味解説
「鼻閉」はいわゆる鼻づまりのことである。一般的に、鼻閉は鼻水とセットで発生することが多く、よくみられる症状である。感染症やアレルギー反応などが原因となっていることがほとんどであるが、まれに副鼻腔炎や異物、医薬品のリバウンドや鼻炎などが原因となることもある。特に、小児は鼻の中に自ら異物を入れてしまうことがあり、そのまま取れなくなってしまうケースも少なくない。医薬品のリバウンドについては、鼻閉を改善する医薬品を用いた後に起こることが多い。スプレー式の鼻閉改善薬を使用した後にしばしば見られる現象であり、多くは医薬品を投与する前よりも強い鼻閉となることが多いため、それを治療しようとして、再び鼻閉改善薬を使用するといった悪循環に陥ってしまうこともある。
軽度な鼻閉や鼻水であれば、特に医師による診察が必要でないことも多い。だが、片方の鼻だけに症状があり、膿や血液が混ざっている場合や、鼻閉や鼻水に伴って、顔面の痛みがある場合などは早急に医師の診察を受けた方がよい。
治療として、原因となっている疾患を治療することが第一選択となる。一時的に鼻閉を改善させる手段として、鼻閉改善薬や抗ヒスタミン薬などの医薬品を投与する場合もあるが、鼻閉改善薬の長期使用はリバウンドの恐れがあるため、数日以上にわたる使用は避けるべきである。
鼻閉の原因がアレルギーならば、医薬品の適正使用と共に、アレルギー原因の除去も重要である。また、これらの医薬品は小児には推奨されないものが多いため、小児の鼻閉に対して医薬品を使用するのであれば、医師や薬剤師へ相談することが推奨される。高齢者では、薬品の副作用が強く出てしまう恐れがあるため、使用中に副作用が見られるようであれば、医薬品の減量か別の医薬品への変更が望ましい。ただし、高齢であると副作用が認識できずに申告できない場合もあるので、注意深く見守る必要がある。
なぜ「鼻閉」と読むのか・理由
「鼻閉」はそれぞれの漢字を音読みすることによって、「びへい」と読む。「鼻閉」の類語・用例・例文
「鼻閉」の類語として、鼻づまりが挙げられる。「鼻閉」を用いた例文として、「鼻閉や鼻水の原因は上気道感染かアレルギーが大半である。」や「子どもは自分で鼻の中に異物を入れて鼻閉を引き起こすことがある。」が挙げられる。「鼻閉」の英語用例・例文
「鼻閉」は英語で「Nasal congestion」と表現することができる。「Nasal congestion」を用いた例文として、「Sprays and oral medications are used to treat nasal congestion.(鼻づまりの治療には、スプレーや内服薬が使われる)」が挙げられる。《鼻閉》の正しい読み方
「鼻閉」の正しい読み方
「鼻閉」は「びへい」と読む。「鼻閉」の意味解説
「鼻閉」とは、鼻腔が何らかの原因によって狭まり、鼻の空気の通りが悪くなること、要するに鼻が詰まった状態のことである。「鼻閉塞(びへいそく)」ともいう。鼻閉が起こる原因として、鼻炎や副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎や妊娠性鼻炎、花粉症などの炎症やアレルギーによって鼻の粘膜が腫れてしまい鼻の中が狭まってしまうケースや、鼻炎などにより鼻汁が溜まってしまい鼻が詰まってしまうケースなど、鼻粘膜の腫れが原因で鼻閉になるケースが多い。炎症やアレルギーによって一時的に引き起こされる鼻閉であれば、内服薬や点鼻薬などの薬剤で治療が可能だが、慢性的なアレルギーや特定の薬剤の汎用などにより鼻腔内にある甲介と呼ばれる粘膜が肥厚して起こる肥厚性鼻炎では、薬剤で改善しにくいこともあるため、レーザーや粘膜を切り取るといった外科的治療が必要になることもある。
他にも、鼻中隔と呼ばれる鼻中隔軟骨、篩骨正中板、鋤骨の3つの骨や軟骨から形成されている部分が成長によって極端に曲がってしまう鼻中隔湾曲症という病気も、鼻の中が極端に狭くなってしまい、鼻閉の原因となることがある。鼻中隔湾曲症であっても症状が出ないこともあるが、鼻閉や鼻炎の原因になることも少なくない。また、鼻茸や良性腫瘍である乳頭腫など、鼻の中にできものができることによって鼻閉が起こるケースもあり、これらは外科的治療がメインになる。
子どもに多く見られるのが、アデノイドが原因となる鼻閉である。アデノイドとは鼻と喉の間にあるリンパ組織のことであり、これが肥大することによって鼻の奥を塞いでしまい、鼻閉を引き起こすことがある。ただし、肥大するとしても6歳程度までで、その後は成長とともに小さくなることが一般的であるため、治療の有無は症状の程度により考慮される。
なぜ「鼻閉」と読むのか・理由
「鼻閉」は「鼻(び)」「閉(へい)」という音読み同士を組み合わせて「びへい」と読む。- 《鼻閉》の正しい読み方のページへのリンク