びちゅうかく‐わんきょくしょう〔‐ワンキヨクシヤウ〕【鼻中隔湾曲症】
鼻中隔湾曲症
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/10/24 01:25 UTC 版)
| 鼻中隔湾曲症 | |
|---|---|
| 別称 | Deviated septum, deviated nasal septum (DNS), nasal septal deformity |
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| 先天性の鼻中隔曲湾症による鼻の偏位を示すMRI画像 | |
| 概要 | |
| 診療科 | 耳鼻咽喉科 |
| 症状 | 無症状、鼻詰まり[1] |
| 原因 | 先天性異常、外傷[2] |
| 診断法 | 診察[2] |
| 鑑別 | 鼻ポリープ、アデノイド肥大[3] |
| 合併症 | 副鼻腔炎、鼻血[2] |
| 治療 | 不要、手術[2] |
| 頻度 | 一般的[2] |
| 分類および外部参照情報 | |
鼻中隔弯曲症（びちゅうかくわんきょくしょう、英: Nasal septum deviation）は、鼻中隔が曲がってしまう鼻の疾患である[2]。症状には片側の鼻詰まりなどがあげられるが、多くの場合は無症状である[2][1]。合併症には副鼻腔炎や鼻血などがあげられる[2]。
鼻中隔湾曲症は出生時にみられる場合もあれば、外傷によって発症する場合もある[2]。外傷歴がない症例がほとんどであるが、幼児の場合では外傷が原因である症例もみられる[4]。診断は診察に基づいておこなわれる[2]。
治療は、する必要がない場合がほとんどであるが、重症の場合には鼻中隔矯正術という手術が選択肢にあげられる[2]。鼻中隔矯正術は一般的であるにもかかわらず、その利点を示す証拠は不足している[5]。一方で、鼻中隔矯正術は閉塞性睡眠時無呼吸症候群の治療に用いられるCPAPの効果をあげる[1]。ほとんどの人に軽度の湾曲がみられる[2]。
出典
- ^ a b c “Septal Deviation and Perforation - Ear, Nose, and Throat Disorders” (英語). Merck Manuals Professional Edition. 2021年12月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月5日閲覧。 Archived 28 December 2021 at the Wayback Machine.
- ^ a b c d e f g h i j k l “Deviated Septum - Ear, Nose, and Throat Disorders” (英語). Merck Manuals Consumer Version. 2021年10月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月5日閲覧。 Archived 30 October 2021 at the Wayback Machine.
- ^ Schuman, TA; Senior, BA (October 2018). “Treatment Paradigm for Nasal Airway Obstruction.”. Otolaryngologic clinics of North America 51 (5): 873-882. doi:10.1016/j.otc.2018.05.003. PMID 29941181.
- ^ Hsu, DW; Suh, JD (October 2018). “Anatomy and Physiology of Nasal Obstruction.”. Otolaryngologic clinics of North America 51 (5): 853-865. doi:10.1016/j.otc.2018.05.001. PMID 29941182.
- ^ van Egmond, MMHT; Rovers, MM; Tillema, AHJ; van Neerbeek, N (1 September 2018). “Septoplasty for nasal obstruction due to a deviated nasal septum in adults: a systematic review.”. Rhinology 56 (3): 195-208. doi:10.4193/Rhin18.016. PMID 29656301.
外部リンク
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