《鼻汁》の正しい読み方
「鼻汁」の正しい読み方
「鼻汁」の正しい読み方は「はなじる」である。しかし、「はなみず」と読むことも少なくない。本来、「汁」には「みず」という読み方はない。「鼻汁」の意味解説
「鼻汁」は鼻から出る粘液のことである。「鼻水」と同じ意味で、風邪や花粉症などの原因で量が多くなる。なぜ「はなみず」と読むのか・理由
「鼻汁」はそもそも「はなじる」と読まれてきた漢字だ。しかし、一般的に同じ意味の言葉では「鼻水(はなみず)」が浸透している。そのため、「鼻汁」も特別に「はなみず」と読まれるようになった。「鼻汁」の類語・用例・例文
「鼻汁」の類語は「鼻水」である。言い方が違うだけで、いずれも鼻から出る粘液のことである。ただし、「汁」という言葉には、「しぼりだされたもの」「噴き出すもの」といったイメージがあり、「汚い」とみなす人も少なくない。そこで、「鼻汁(はなみず・はなじる)」ではなく、「鼻水(はなみず)」という書き方が好まれる場合もある。以下、「鼻汁」を使った例文である。「ずいぶん鼻汁が出ているじゃないか。風邪をひいているなら早く帰りなさい。このままでは周りに迷惑をかけてしまうだろう」
「かなり鼻汁が出るので、私は花粉症だと思っていた。しかし、医師に診断されたところ、どうやら動物アレルギーだったようだ」
「その子供は手で鼻汁を拭いてもおかまいなしだった。そして、クラスメイトもそんな彼を注意はしなかった」
「昨夜はまったく眠れなかった。仰向けになると鼻汁で息ができなくなる。うつぶせになると、姿勢が苦しくなる。ひどくくしゃみは出たし、私に打つ手はなかったのだ」
「鼻汁」の英語用例・例文
「鼻汁」は英語で「nasal discharge」と書く。直訳すると「鼻の放電」であり、「鼻汁」を婉曲的に言い換えた表現である。以下、英語における「鼻汁」の例文を挙げていく。I don't care, can you chew your nasal discharge? We are going to visit the customer now. I don't want to be ashamed to be with you At least remember to be polite.(いいかげん、鼻汁をかんでくれないか。僕たちはこれからお客さんのところに行くんだよ。僕は君と一緒にいて恥をかきたくない。せめて礼儀を忘れないでくれ)
For some reason, I thought that woman was suspicious. She looked pale the whole time and her nasal discharge was running. Perhaps she was the source of her infection. I should have noticed sooner.(なんとなく、あの女性は怪しいと思っていた。彼女はずっと顔色が悪かったし、鼻汁も出ていた。おそらく、感染源は彼女だったのだろう。もっと早く気付くべきだった)
Spring has come and I've been plagued with nasal discharge. My hay fever lasts longer than others. I took medicine, but my body never recovered.(春になり、私はずっと鼻汁に悩まされていた。私の花粉症は人よりも長引く。薬を飲んだのに、私の体はまったく回復しなかった)
《鼻汁》の正しい読み方
「鼻汁」の正しい読み方
「鼻汁」の読み方は「はなじる」または「びじゅう」である。日常会話では「はなじる」と読むことが多い。医学の分野ではもっぱら「びじゅう」と読まれる。「鼻汁」の意味解説
「鼻汁」とは、鼻腔内で作られる分泌物のことである。鼻の中にある液体状のものということで、「鼻汁」となっている。「鼻汁」は一般的には「鼻水」と呼ばれる場合が多く、「鼻汁」は主に医療業界の専門用語として使用される傾向がある。その場合の読みは、「びじゅう」である。そして、一般的に使用する場合は、「はなじる」と読むことが多い。また、鼻腔と口腔は繋がっているため、鼻汁は口の中でも見られる。その、口の中にある鼻汁は、唾液とは別のものという意味合いが強くなる。なぜ「びじゅう」「はなじる」と読むのか・理由
複数の漢字で構成された熟語は、音読みで統一するのが基本である。そのため、「鼻汁」は「びじゅう」となる。そして、「びじゅう」では漢字が想像しづらいということで、意味の伝わりやすさを重視して、慣用的に「はなじる」と読むようにもなっている。「鼻汁」の類語・用例・例文
「鼻汁」を「びじゅう」と呼ぶ場合は、主に専門用語として使用する。例文にすると、「この人は先日から鼻汁過多になっているそうだ」「鼻汁によって引き起こされた炎症の治療を行う」といった形になる。「はなじる」という読み方であれば、一般的な「鼻水」という言葉と同様の使い方をする。「鼻汁」の類語としては、「青っ洟(あおっぱな)」が挙げられる。主に、子どもが鼻から出している鼻汁を指す言葉である。そして、子どもの鼻から鼻汁が出るのは蓄膿症が原因であることが多いため、その蓄膿症を指す言葉としても使用される。また、「鼻漏(びろう)」という類語もある。鼻汁が止まらなくなる症状のことであり、鼻汁と同様に専門用語として使われることが多い。
「鼻汁」の英語用例・例文
「鼻汁」を英語で表現すると、「nasal discharge」あるいは「nasal mucus」となる。「nasal discharge」は鼻腔の分泌液という意味であり、鼻汁とほぼ同義だ。それに対して「nasal mucus」は、鼻の粘液全般を指すため、固形化した鼻汁も含まれる。そのため、鼻汁の状態によって使い分けると良い。- 《鼻汁》の正しい読み方のページへのリンク