〈壁〉において
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 00:58 UTC 版)
プロローグにおいて〈壁〉の向こうの北の荒れ地が紹介される。〈壁〉は、700フィート(210メートル)の高さで300マイル(480キロメートル)の長さに渡る、七王国を防御するために古代に築かれた氷の防壁であり、〈冥夜の守人〉(〈夜警団〉)の〈誓約の兄弟〉(ブラザー)が駐在する。〈壁〉の北側の無法地帯において、〈冥夜の守人〉の哨士 (突撃隊員)のパトロール小隊が〈異形〉(〈異形人〉)に遭遇し、一人の生存者を残して全員が殺される。エダードの私生児であるジョン・スノウは、〈冥夜の守人〉の哨士長 (一等突撃隊員)である叔父ベンジェンに刺激されて〈冥夜の守人〉に加わり〈壁〉に向かう。 〈壁〉において、ジョンは苛烈な教官に対抗して新募団員を団結させ、臆病ではあるが善良なサムウェル・ターリーを保護する。ジョンは、優れた武技を生かして、〈誓約の兄弟〉の戦闘部隊である哨士に選ばれることを望むが、〈冥夜の守人〉の総帥 (司令官)であるジオー・モーモント付きの雑士 (執事隊員)にまわされる。ジョンは、サムが長老であるメイスター・エイモン(マイスター・エーモン)付きの雑士となるように取り計らう。一方、ベンジャミン・スタークは〈壁〉の向こうに哨士の小隊を率いて向かうが、戻って来ない。六か月も経って、ベンジャミンの小隊の二人の死骸が見つかるが、夜に〈亡者〉として甦る。〈亡者〉は傷を受けてもひるまず、6人を殺すが、ジョンは〈亡者〉を倒して総帥モーモントを救う。命を救ってもらったことに感謝して、モーモントはジョンに、家宝であるヴァリリア鋼の長剣ロングクロウを贈る。剣には、スターク家の紋章であり、ジョンのダイアウルフであるゴーストを象徴する、白いダイアウルフの頭の形をした剣柄が付けられている。 父親の処刑の知らせが伝わった時、ジョンは〈冥夜の守人〉を去り、腹違いの兄ロブのラニスター家に対する戦いに加わろうとするが、仲間の〈誓約の兄弟〉達が説得して復帰させる。モーモントは、ジョンの居場所は〈誓約の兄弟〉の中にあり、玉座をめぐる戦争などは〈冬〉が北から招く邪悪には及びもしないと説く。
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〈壁〉において
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 01:00 UTC 版)
〈冥夜の守人〉の分隊は〈二本指のクォリン〉(〈クォリン・ハーフハンド〉)とジョン・スノウからの知らせを待っている。〈亡者〉の攻撃に遭うがなんとか撤退する。サムウェル・ターリーはドラゴングラスとも呼ばれる黒曜石の奇妙な剣で〈異形〉を殺す。〈冥夜の守人〉に反乱が起き総帥 ジオー・モーモントが殺される。サムはクラスターの娘であり妻であったジリに助けられて脱出し、〈壁〉に向かって南へと向かう。二人はヘラジカに乗る不思議な人物〈冷たい手〉によって助けられる。 ブラン・スターク、ジョジェン・リード、ミーラ(メーラ)・リードは、 ウィンターフェルの廃墟を逃げ出し、ブランの見る奇妙な〈三つ目の鴉〉の夢に導かれる。一行は〈壁〉に着き、サムウェル・ターリーとジリに出会う。〈冷たい手〉はブランの一行を〈壁〉の北に連れて行く。サムはブランが生存していることを秘密にすると約束し、〈黒の城〉に戻る。 ジョン・スノウはマンス・レイダーの前に連行され、転向したことを納得させる。〈異形〉が〈野人〉を追いたてて〈壁〉に南進させていることを知る。マンスは、〈壁〉を破壊すると言われている伝説の〈冬の角笛〉を探しているが、いまだ発見していない。ジョンは〈野人〉のイグリットと恋仲になるが、〈野人〉から逃げ出して〈黒の城〉にたどり着く。〈野人〉の四万人を超える軍勢は〈黒の城〉に着き、攻撃を始める。ジョンは劣勢な防衛陣を率いて粘り強く戦うが敗北は避けられないように思える。ジョンはジャノス・スリントに逮捕され、レイダーを暗殺するよう送りだされる。そこに、〈壁〉からの援軍の要請を受け取ったスタニス・バラシオンの軍勢が到着し、レイダーは捕えられる。メリサンドルは、〈野人〉の侵略が、ル=ロールの宿敵である〈異形〉が再び襲ってくる前触れであると信じている。スタニスはジョンを嫡出子としてウィンターフェルの領主にしようとするが、サムウェル・ターリーの巧みな工作によって、ジョンは〈冥夜の守人〉の総帥に選ばれる。
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〈壁〉において
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〈冥夜の守人〉の偵察隊は〈壁〉の北に向かう。無秩序なはずの〈野人〉たちが、〈壁の向こうの王〉マンス・レイダーの下で団結していることを知る。〈冥夜の守人〉は〈最初の人々の拳〉として知られる砦の廃墟に向かう。総帥(司令官) ジオー・モーモントはジョン・スノウと二本指のクォリン(クォリン・ハーフハンド)を〈風哭きの峠道〉(風笛峠)の前方偵察に送りだす。 スノウとクォリンは〈野人〉の戦士に追われることになる。敗北を覚悟したクォリンは、脱走者を装って降参し、〈野人〉の中に潜入するようスノウに命じる。スノウは変節を確かめるためにクォリンと戦わされ、大狼ゴーストに助けられてクォリンを殺す。スノウは何万人もの〈野人〉がライダーに率いられて〈壁〉に向かっていることを知る。
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