〈壁〉での〈異形〉との戦い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 02:49 UTC 版)
「氷と炎の歌」の記事における「〈壁〉での〈異形〉との戦い」の解説
第二のストーリーはウェスタロスの極北部を舞台とする。何千年も前に、遥か北に住む謎に満ちた生き物である〈異形〉の脅威からウェスタロスを守るため、氷と砂利によって巨大な〈壁〉が魔法と労働によって築かれた。〈壁〉は480キロ(300マイル)の長さと210メートル(700フィート)の高さを持ち、王国を〈異形〉から守ることを義務とする〈冥夜の守人〉(〈夜警団〉)の〈誓約の兄弟〉(ブラザー)達によって防御かつ維持されている。物語の時点において、〈異形〉は8千年以上目撃されておらず、〈冥夜の守人〉は基本的には流刑地に変貌している。著しく弱体化し、ほとんどが犯罪者や避難民で占められ、志願したごく少数の騎士や名誉を重んじる男たちが規律を保とうとはするものの、そのほとんどの時間は壁の向こうに住む”人間の”〈野人〉(〈野性人〉)すなわち自由民をあしらうことで過ぎている。この物語の筋は主にエダード・スタークの私生児であるジョン・スノウの目を通して語られる。ジョンは〈冥夜の守人〉の階級を登り、北からの脅威の本質を学び、ウェスタロスの人々が加勢を送る余裕がないにも関わらず、王国を防御するために備える。第三部の終章までに、この物語の筋は南の内戦と絡み合うことになる。
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