前作から登場する妖怪
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 18:21 UTC 版)
「妖怪ウォッチの派生作品の登場キャラクター」の記事における「前作から登場する妖怪」の解説
先述の通り前作から設定が変更されている妖怪(同名の別個体)もいるが、前作の登場キャラクターと名称表記が同じものはこの欄に記載する。 ウィスパー 声 - 関智一 ウワノソラ族。執事らしいタキシードのような服と紫色の頭髪が生えている。 エンマ大王の使いという役職についていた後、妖怪ウォッチに関する全般を任され、人間界で妖怪ウォッチエルダに選ばれし人間を探していた。 鬼まろに狙われていたナツメを亜空間に誘い込んだり、妖怪パッドをエルダにリンクさせることで妖怪SNS経由で日本中の妖怪達からパワーを集め妖怪ウォッチ(エルダ・オーガ)をパワーアップさせることもできる。物体をすり抜けて移動できるため、迷路のように入り組んだ施設内でも自由に探査し目標物を捕捉できる。また妖怪が近くに潜んでいる際、匂いで妖気を感じ取ることもできる。自身の戦闘能力はほぼ皆無だが、怒り心頭に発した際には全身にオーラを纏ったうえでのロケットのような頭突き攻撃を繰り出し、妖怪をノックアウトしたことがある。斬撃で身体を真っ二つにされることがあるがダメージは無い。 鬼王・羅仙の事件終結後は妖怪探偵団と一緒に行動している。ミッチーと共に、呼ばれていないのに現れたりオヤジギャグで笑いあったりとコメディ役に回ることも多い。 コロコロ版では当初は他の妖怪と同様にケータのことを忘れていたが、シャドウサイドの1年前にエンマ大王に妖怪ウォッチエルダの所有者を探すよう命じられた際に断片的に記憶を思い出す。ナツメやケースケがエルダに選ばれて以降はもっぱらケースケの妖怪執事として活動している。2巻ではドウにより再びグデングデン熱に感染させられるが、記憶を取り戻したケータによるウィスパーの知識を必要とする声を聞き、過去の記憶を完全に取り戻した。 『妖怪ウォッチ ぷにぷに』では名前が「ウィスパー2040」と表記されている。 ゲーム版『4』では、現代のウィスパーと張り合う場面が多い。 ジバニャン 声 - 黒田崇矢、小桜エツコ(過去の姿) モノノケ族。かつて数々の妖魔を倒した伝説の猫妖怪とされている。一人称は「オレさま」。口癖は語尾に「~ニャン」と付ける。 変身時は一旦腹巻きの中に体を覆い、シャドウサイドではトラックを真っ二つにするほどの戦闘力を発揮できる。必殺技は「百猫烈弾」。ナツメ達と出会うまで人間とは距離を置き、様々な地を放浪していた。鬼王・羅仙との戦いを経て妖怪探偵団に協力することになる。 強面な外見で高圧的でぶっきらぼうな態度をとり、初対面のナツメからの協力要請にチョコ2トンを要求したりもしたが、道路に飛び出した猫を助けた彼女を見て考えを変えたり、面倒くさがりつつも自ら人間や仲間のピンチを救ったり、情に厚いところがある。タイヤが付いているもの(妖怪)には負けないと自負しているが、水が苦手。海辺で召喚された時は機嫌を損ね自ら帰ってしまったこともある。普段は廃ビルを住処にしている。好きな俳優は「ニャン・レノ」。 第11話やコロコロ版2話では成り行きで死神達から守った少女ミホの母親であるエミちゃんに再会した際、忘れていたエミちゃんに関する記憶を取り戻し、一時的に30年前の姿に戻った(アニメのみ)。またウィスパーに必殺技を繰り出した時に過去の姿をフラッシュバックしたことがある。さらにコロコロ版ではケータに召喚されたことで、ケータとの思い出を含めた過去の記憶を完全に取り戻した。 コマさん 声 - 平川大輔 オマモリ族。マイペースでのんびりした口調で話す。一人称は「俺」。 ライトサイドは白い大型犬のような姿で、座った姿勢で空中に浮かび移動する。シャドウサイドに変身するとたてがみが生え、より狛犬らしい荒々しい姿になる。必殺技は歯型状のゲートから巨大な狛犬を落下させ敵を押し潰す「落下犬岩石」。 生前は有星家で飼われていた犬「信繁」であり、神社の狛犬像の下敷きになって死んで妖怪になった(妖怪アークはアキノリが母の形見として所持していた)。その経緯から命に関しては達観したような発言をすることもある。自分の縄張りと決めた所にマーキング=オシッコをする癖があるが、劇場版ではこのオシッコでナツメ達が囚われたバリアを解いたことがある。 ゲーム版『4』では、現代のコマさん・コマじろうと対面し「名前が同じだけで赤の他人」と明言している。 コマじろう 声 - 遠藤綾 オマモリ族。 生前のコマさん(信繁)と兄弟のように仲が良かった黄色のカエルが、コマさんと同じ時に狛犬の下敷きになって妖怪化した。名前はコマさんが弟分の意味で名付けた。コマさんの頭に乗るのが気に入っている。一人称は「オラ」、口癖は「もんゲーロ」。 ライトサイドは小さなカエルの姿で、シャドウサイドになると頭身が伸びるが「ヒョロい」と言われるのを嫌う。必殺技はコマさんと同様に口から巨大なカエル像を落とす「落カエル岩石」。 一見無邪気そうだが正義感の強い性格。また「カエルの天敵は蛇」ということでミッチーに敵対心を持つが、彼の男気に惚れて信頼を抱いた。 コマさん同様、現代のコマじろうとは赤の他人であり、ゲーム版『4』では現代のコマじろうに「あの姿(シャドウサイド)じゃなくてホッとしたズラ」と言われている。 ミッチー / ミツマタノヅチ 声 - 小野坂昌也 ウワノソラ族。ノリの軽いコメディリリーフ。 妖怪ガシャに封印されていたが、ウィスパーの最終試験でナツメがガシャを回したことで封印から解除される。ナツメに倒されて以降は彼女に対して「姫を守るナイト」を自称し、召喚されなくても「ボランティア」として戦いに参加する。たびたびナツメに余計なお節介をして、その度に彼女から疎まれている。一人称は「私」、口癖は「シュピーン」「はひ〜ん」。 ライトサイドでは、全身紫色の体でピンク色の顔に一つ目で、肩パッドはシャドウサイド時の両端二つの頭になっている。元が魔獣型妖怪である故にアクティブな人型妖怪に憧れて筋トレに励んでおり、ヒーロー然とした筋肉ムキムキの人型だが、見た目に反し戦闘力はさほど強くない。相手を一定期間石化させる能力「ミッチービーム」を持つが、自分よりランクが高い妖怪には効果がない。32話では弱体化した女郎蜘蛛に止めを刺した。 シャドウサイドでは巨大な三つ首の大蛇型妖怪のミツマタノヅチになり、敵の妖怪を自身の体重で押し潰すことができる。 ゲーム版『4』では、暴走状態のシャドウサイドで現代のおおもり神社に現れ、ケータと対峙する。またマップの至る所に「ミツマタマーク」(通称:隠れミッチー)を仕込んでおり、これを見つけ出すことがやり込み要素の一つになっている。ハイパーミッチー / ミツマタギドラ 声 - 小野坂昌也 ウワノソラ族。 ミッチーの強化形態で、3分間だけこの姿になることが可能。ただし本人が前口上に時間を使ってしまい、あまり役立たない。 めだまん坊 ウワノソラ族。ゲーム版『4』に登場。ミツマタノヅチの口内にある目玉を抜き出すと現れる小柄な分身体。 酒呑童子(しゅてんどうじ) 声 - 遊佐浩二 鬼族/イサマシ族(ぷにぷに)。劇場版ではテレビアニメ版への伏線として[要出典]終盤に登場。 「姫」を見つけ出す目的で鬼王・羅仙の復活を早めた。先述の酒呑ハルヤの正体。60年前には先代閻魔大王の息子・紫炎に付いていた。 アヤメに憑依していた女郎蜘蛛を一時期「姫」と誤解し、利用されていた。その後女郎蜘蛛に妖力を吸い取られるが、トウマが憑依させた玄武により解放され、女郎蜘蛛に反撃する。 空亡戦では、妖怪探偵団と妖怪たちと共に人間界と妖魔界を守るために戦った。終戦後、「人間界では退屈じゃなかった」と呟いて、どこかへ去って行った。 ゲーム版『4』では、「姫」探しのために未来と過去をつなげる扉を設けたため、未来の妖怪が行き来する原因を作り上げた。 メラメライオン 声 - 矢部雅史 ゴーリキ族。炎を操るライオン妖怪。青龍の仲間の1人。 漫画版では人にやる気を出させる能力を持っている。さくら元町を猛暑にした上で、住民に無理やり散歩やランニングをさせていた。元々は人間が目標達成する顔が好きで人をやる気にさせていたが、いつの間にかやる気を一方的に押し付けるようになっていた。不動明王に邪心を祓われたことでそれに気づき改心し、自分を認めた上でアドバイスを送ったケースケにアークを渡す。 ゲーム版『4』では、「熱血魔人」と噂され、陸上選手に取り憑いていた。 キュウビ 声 - 矢部雅史 モノノケ族。狐の妖怪。 ライトサイドは着物姿の人型だが、シャドウサイドで完全な九尾の狐となる。 アキノリの神社の蔵に彼のアークがあったらしく、ビルでの戦いでナツメに手渡される。 犬神 モノノケ族。 ふぶき姫 声 - 遠藤綾 オンネン族。冷気を操る女性妖怪。青龍の仲間の1人。過去の妖魔界でスナックゆきおんなを経営している。 漫画版では彼女のアークをナツメに渡したのはウィスパーになっており、大量のカオデカ鬼を氷漬けにして動作不能にする活躍を見せた。 ゲーム版『4』では、扉を通して現代のさくらニュータウンに現れ、現代のふぶき姫ファンである妖怪達を夢中にさせる。 百鬼姫 オンネン族。 ひも爺 声 - 宮澤正 オンネン族。敵の養分を吸い取り砂状に干からびさせる能力を持つ。アキノリがアークを持っていた。 漫画版では前作に近い、相手を空腹にしてやせ細らせる能力になっている。 ゲーム版『4』では、扉を通して現代に現れ、ケータが始めに出会うシャドウサイド妖怪となる。 雷オトン 声 - 宮澤正 ゴーリキ族。電気を操る雷親父の妖怪。青龍の仲間の1人。 青龍(せいりゅう) 声 - 置鮎龍太郎 オマモリ族。先祖代々龍見川を守護している龍の妖怪。 かつてサイズが小さかった頃に子供に虐められていた所を幼少期のナツメに助けられ、その恩からナツメを見守っていた。後に川で溺れた幼少期のナツメを助けて石のお守り(実際は妖怪アーク)を渡す。鬼王・羅仙との戦いの際に羅仙の攻撃でナツメが川に落下した際に、自動的にアークがエルダに挿入されたことで召喚され再会を果たす。ナツメにメラメライオン・ふぶき姫・雷オトンのアークを手渡し、羅仙と戦う。蒼龍(そうりゅう) 声 - 置鮎龍太郎 青龍が幻獣として覚醒した姿。ゲーム版『4』で登場。 オロチ 声 - 柳田淳一 ゴーリキ族。強さを求めて全国をさすらう妖怪。移動にはバイクを使用する。ライトサイドでは人型だが、シャドウサイドでは龍のような蛇の姿となる。 さくら元町に流れ着いた時に地下水道で捨てられた動物たちを目撃し、人間からペットを解放しようとトイレや用水路を経由してペット達を誘拐した。実は人間だけでなく動物嫌いで、奴隷のように眠らせていた。妖怪探偵団との戦闘では幻獣を圧倒するが、マナミの飼い犬のテリーが飼い主を守ろうと戦う姿を見て心を改め、ペットを解放した。その後、居場所のない動物をこっそり拾い、大切にするようになった。 ゲーム版『4』では、ミッチー主催によるヘビ妖怪のバトル大会「H-1グランプリ」に出場。 影オロチ ゴーリキ族。 うんちく魔 声 - 朝倉栄介 オンネン族。知識豊富な熊の妖怪。 トイレの中から現れ、壁にうんちくを書き込んでいる。人間がオロチのテリトリーに近づかないよう脅かしていた。 ツチノコ 声 - 笹本優子 オマモリ族。 本来幸運をもたらす妖怪とされるが、分身を赤い四つ葉のクローバーにして野原に紛れ込ませ、それを触った人から幸運を吸い取り不幸にさせていた。妖怪になる前の白蛇だった時、病院で自分を助けてくれたエリカの手術が成功するよう幸運を集めることが目的だった。 麒麟(きりん) 声 - 奈良徹 今作では幻獣として登場。 妖魔界にある双剣山でスザク蒼天斬を守っていた。 ワカメくん 声 - 新祐樹 ウワノソラ族。 ダンスユニットのメンバーだったが、段々萎れて体が痛み踊れなくなっていた。 エピソードのラストでメカブちゃんを励ますために再び踊れるようになった。 コンブさん 声 - 佐藤健輔 ウワノソラ族。 ワカメくん同様踊れなくなっていたが、エピソードのラストで踊れるようになった。 メカブちゃん 声 - 日野未歩 ウワノソラ族。 ワカメくんとコンブさんが踊れなくなったため、公園でバレエの練習をしていた少女と一緒に踊るようになったが、その少女が来なくなり(もともと病弱だった彼女が病死したことを知らなかった)、一緒に踊る仲間が欲しい気持ちが強まり空亡ウイルスに感染した。感染後は人間に化けてバレーシューズを渡し本人の意思とは無関係に踊らせた。 うんがい鏡 ツクモノ族。人や物をワープさせる組合を運営している鏡妖怪。 日ノ神(ひのしん) ウワノソラ族。6本の腕と想像力を巧みに操り絶え間なく創造を続ける妖怪。 土蜘蛛(つちぐも) ゴーリキ族。 大ガマ オマモリ族。 ブシニャン ゴーリキ族。 しゅらコマ ゴーリキ族。 山吹鬼 鬼族。 女郎蜘蛛(じょろうぐも) 声 - 沼倉愛美 オンネン族。五百年前に若くて美しい男を好み、血肉だけではなく魂すらも食らっていたという人食い妖怪。 自身を封印した伝説の男の子孫であるアヤメに取り憑き、彼女の無意識下で妖力を溜めていった。ハルヤ達が探している「姫」と誤認したのを切っ掛けとして男の遺骨を探させていた。覚醒すると不動明王・天を上回るほどの戦闘力を得る。 ハルヤが発見した伝説の男の頭蓋骨から魂を吸収したことで覚醒する。宿主にしていたアヤメに呪いをかけ、元町タワー周辺の人間の魂を喰らい尽くしたが、ゲンブ法典斧により結界を切られたことで弱体化し、酒呑童子や不動明王ボーイの反撃を受けた上、最後はミッチーに石化され倒される。 ガシャどくろ 骨型の妖怪。羅仙の配下として3体登場。 五右衛門が憑依したトウマにあっさり倒される。 エンマ 声 - 木村良平 ミカド族。『映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活』で蛇王カイラの謀反によって幽閉され、王の座を一時奪われたがぬらりひょんによって解放され、同作のラストで妖魔界の王の座を蛇王カイラに譲り、後日譚となる『妖怪ウォッチ シャドウサイド』では、ぬらりひょんと共に螺旋復活の元凶となった空亡の謎を追うために世界を旅していた。ゲーム版『4』では未来世界の大王の座を蛇王カイラに正式に譲っている。
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