信玄の湯 湯村温泉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/19 09:51 UTC 版)
再開発計画
湯村温泉は近年宿泊客の減少が続き、それに伴い旅館の廃業が相次いだほか、常磐ホテルが2017年に新旧分離の形での経営再建に踏み切る(旧法人は翌年に特別清算[4])、甲府富士屋ホテルが2019年3月に閉館(翌月に甲府記念日ホテルとして営業再開)、湯村ホテルが2022年2月に民事再生法の適用を申請して事実上倒産する[5](同年9月にブリーズベイホテルに事業譲渡)など、営業を継続するホテル等もその多くが経営難に陥っている。
これに対し温泉街の再開発を行う計画が持ち上がり、2022年1月には湯村温泉旅館協同組合、昇仙峡観光協会とJTBが共同出資した新会社「甲府観光開発株式会社」を設立した[6]。具体的には湯村温泉入口から塩澤寺までの約800mを4つのエリアに分け、日本庭園やカフェ・ロータリー広場などを整備するほか、一級河川の湯川沿いには散策路を設ける計画で、新たに外湯も設ける予定。また沿道の建築は明治期の擬洋風建築を取り入れる[7]。
交通
- 鉄道:JR東日本・JR東海 甲府駅から山梨交通・山交タウンコーチの路線バスで約15分、甲府駅・竜王駅からタクシーで約10分。
- 高速バス:バスタ新宿から中央高速バス甲府線で「湯村温泉」バス停下車(山梨交通・京王バスが運行)。
- 道路:中央自動車道 甲府昭和インターチェンジまたは双葉スマートインターチェンジから山梨県道7号甲府昇仙峡線経由で約15分。
- 詳細は湯村温泉旅館協同組合による交通アクセスを参照。
脚注
- ^ 【ファイナルゴール1000万円に挑戦中!】『武田信玄公』へ500歳の誕生日プレゼント - ふるさとチョイス
- ^ a b “温泉食紀行 山梨・甲府湯村温泉 甲府鳥もつ煮 絶妙な甘辛さ、食欲増す”. 日本経済新聞 プラスワン. (2013年4月30日) 2019年5月5日閲覧。
- ^ “「信玄の湯 湯村温泉」に名称変更 武田氏の元湯、前面に”. 日本経済新聞. (2021年5月17日) 2021年5月25日閲覧。
- ^ 2018年(平成30年)9月度こうして倒産した - 東京商工リサーチ
- ^ 甲府の「湯村ホテル」民事再生法を申請 事業は継続 - 朝日新聞デジタル・2022年3月5日
- ^ 湯村温泉再興へ新会社 風情ある町並みを再現/山梨 - 毎日新聞・2022年1月21日
- ^ 湯村温泉 明治期再現へ新会社 - 山梨日日新聞・2022年1月20日
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