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1,2,3,4,5-ペンタホスファ-1,3-シクロペンタジエン-5-イド

分子式P5
その他の名称1,2,3,4,5-Pentaphospha-1,3-cyclopentadiene-5-ide、1H-Pentaphosphole-1-ide
体系名:1,2,3,4,5-ペンタホスファ-1,3-シクロペンタジエン-5-イド1H-ペンタホスホール-1-イド


1,2,3,4,5-ペンタホスファシクロペンタジエニド

分子式P5
その他の名称1,2,3,4,5-Pentaphosphacyclopentadienide
体系名:1,2,3,4,5-ペンタホスファシクロペンタジエニド


1,5:2,4-ジシクロ-1,2,4,5-テトラホスファ-3-ホスファ(V)スピロ[2.2]ペンタン-3-イリウム

分子式P5
その他の名称1,5:2,4-Dicyclo-1,2,4,5-tetraphospha-3-phospha(V)spiro[2.2]pentane-3-ylium
体系名:1,5:2,4-ジシクロ-1,2,4,5-テトラホスファ-3-ホスファ(V)スピロ[2.2]ペンタン-3-イリウム


1H‐ペンタホスホール

分子式P5
その他の名称1,2,3,4,5-Pentaphospha-1,3-cyclopentadiene、1H-Pentaphosphole
体系名:1,2,3,4,5-ペンタホスファ-1,3-シクロペンタジエン1H-ペンタホスホール


P-5 (ミサイル)

(p⁵ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/05 05:30 UTC 版)

P-5
モスクワの中央軍事博物館で屋外展示されているP-5
種類 巡航ミサイル
製造国 ソビエト連邦
設計 第52設計局(OKB-52
性能諸元
ミサイル直径 0.9m
ミサイル全長 11.2m
ミサイル翼幅 2.5m
ミサイル重量 5.2t
射程 650キロメートル (350 nmi)
推進方式 固体燃料ロケット・ブースター+
ターボジェット・サステナー
誘導方式 慣性航法(INS)
飛翔速度 338m/sマッハ0.99)
テンプレートを表示

P-5ロシア語: П-5ペー・ピャーチ)は、ソビエト連邦で開発された長射程・潜水艦発射型の巡航ミサイルGRAUインデックスは4K44であった。また非公式呼称として、数字5の愛称形ピャチョールカ«Пятерка»)で呼ばれたが、これは5段階評価の「5」という意味も持つ。

西側諸国においては、アメリカ国防総省(DoD)識別番号としてはSS-N-3CNATOコードネームとしては「シャドック」と呼ばれた。なお、P-5から派生したP-6/35も同じNATOコードネームを付与されているが、西側諸国による確認が遅れたことから、DoD識別番号では逆にP-6/35にSS-N-3A/Bという若い記号が与えられている。

来歴

第2次世界大戦終結後の連合国によるドイツ占領期、ソ連はドイツから多くの技術を導入したが、その中にはV-1Hs 293などの巡航ミサイル技術も含まれていた。ソ連では、戦中の1944年より、V-1をモデルとして、ウラジーミル・チェロメイ主任設計官によって巡航ミサイルの開発に着手していたが、ドイツからの技術導入によってこの研究はさらに進展した。そして1953年RDS-6水素爆弾保有に成功すると、弾道ミサイルよりも開発が進んでいて、軽量かつ安価な巡航ミサイルは、ソ連海軍にとって「絶対兵器」として捉えられるようになっていった[1]

チェロメイ主任設計官が在籍する第52設計局(OKB-52)は、まず1940年代、V-1をもとにラストチカ10Xを試作した。その後、1951年より、発射後に自動的に翼を展張するARK-5自動開翼装置の開発に着手し、1956年には実用段階に達した。これを採用して開発されたのがP-5である[1]

設計

644型潜水艦に搭載された発射筒

P-5は、窒素を充填した密閉型コンテナに収容された状態で潜水艦(巡航ミサイル潜水艦)に搭載されている。発射時、搭載艦はまず浮上して、コンテナに15度の仰角をつける。ミサイルはまず2基の固体燃料ロケットブースター(推力36.6トン)によって射出される。ブースターは2秒後に切り離され、KRD-26ターボジェット・サステナー(推力2.25トン)を始動させて巡航に入る。初期型においては、巡航高度は気圧高度計によって管理され、400メートルに制限されていた。射程と速度は気温によって大きく変動するが、例えば40℃の場合、射程は650キロメートル (350 nmi)、速度は338メートル毎秒(マッハ0.99)となる[1]

ただし平均誤差半径(CEP)3,000メートルと命中精度が悪く、このため弾頭は核とせざるを得なかった。核出力は初期型でTNT換算200キロトン、のちに650キロトンに増強された。また巡航高度を気圧高度計で管理する関係上、山を越えて反対側の目標を攻撃できないという欠点もあった[1]

その後、改良されたAP-70D自動操縦装置の導入によって、CEPを2分の1ないし3分の1,巡航高度も250メートルまで低高度化した改良型のP-5Dが実用化された[1]

配備

1957年より地上で、ついで洋上での実射試験が開始され、1959年6月19日に制式化された。また改良型のP-5Dは、1961年3月2日より海軍への引渡しが開始された[1]

地上配備型はSPU-35V "Redut" (NATOコードネーム:SSC-1 Sepal) と呼ばれ、4軸8輪重トラックのZIL-135に搭載された沿岸防衛ミサイルとして運用された。

搭載艦

イナリ湖事故

1984年12月28日、SS-N-3ミサイルが標的として使用されフィンランドの国境を越えてイナリ湖に墜落した[2][3]

脚注

  1. ^ a b c d e f Polutov Andrey V.「ソ連/ロシア原潜建造史(9)」『世界の艦船』第612号、海人社、2003年7月、96-101頁、NAID 40005825474 
  2. ^ “Scandinavia Wayward Missile” (英語). TIME. (1985年1月14日). オリジナルの2012年9月14日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/hf54 
  3. ^ “Finns Return Soviet Missile That Strayed in Maneuvers” (英語). Reuters (NYT). (1985年6月25日). http://www.nytimes.com/1985/06/25/world/finns-return-soviet-missile-that-strayed-in-maneuvers.html 

参考文献

外部リンク


P5

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 04:19 UTC 版)

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P5(ピーファイブ、ピーご)

関連項目


P-5

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/17 14:44 UTC 版)

P-1 (戦闘機)」の記事における「P-5」の解説

P-2に続く排気タービン搭載型。当初カーチスV-1150が搭載されていたが、カーチスD-12Fに換装された。高高度運用想定して酸素ボンベヒーター搭載されていた。高度7,620mで279km/h、実用上昇限度9,723mという高性能発揮したが、依然としてタービン信頼性欠け試作機2機の墜落により、残存機試験機として運用された。

※この「P-5」の解説は、「P-1 (戦闘機)」の解説の一部です。
「P-5」を含む「P-1 (戦闘機)」の記事については、「P-1 (戦闘機)」の概要を参照ください。

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