media goとは? わかりやすく解説

Media Go

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/12 23:12 UTC 版)

Media Go
開発元 Sony Network Entertainment International
最新版
対応OS Microsoft Windows Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10
種別 メディアプレーヤー
ライセンス プロプライエタリ
公式サイト Media Go
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Media Go(メディア ゴー)は、かつて存在したSony Network Entertainment Internationalが開発したWindowsメディアプレーヤーソフトウェアである。

概要

WindowsPCで音楽や動画、静止画、PSP用ゲームコンテンツなどの取り込みや再生、管理から、ソニーモバイルコミュニケーションズ製携帯電話やPSPへの転送まで、すべてを一元的にオペレーションできる。

音楽CDからの取り込みや動画のエンコードも可能で、moraPlayStation Storeからのコンテンツ購入にも対応している。

2009年2月にW995のリリースに合わせてリリースされた。当初はソニー・エリクソン製携帯電話(グローバル市場用機種のみ、日本市場用機種を除く)用の音楽・映像転送ソフトとしての役割を担っていた。

2009年6月PSP goの発表に合わせて、PSP用のゲーム管理・転送やゲーム用セーブデータのバックアップなどにも対応し無償配布されるようになる。

2010年4月からはNTTドコモau(KDDI沖縄セルラー電話連合、2011年より)向けスマートフォンXperiaでも利用ができるようになった。

Ver.2.0より開発がSony Creative SoftwareからPlayStation事業傘下のSony Network Entertainment Internationalに移管されウォークマンが正式対応(x-アプリとの両対応)となった。その後2013年10月からはx-アプリに代わるウォークマン用の標準ソフトとなる。

Ver.2.5からはx-アプリからのライブラリ移行も可能[1]となる。なお、Microsoft Windows XPはVer2.8からは動作環境対象外となった[2]

一度はスマートフォン(Xperia)、モバイルゲーム機(PSP)、ウォークマンと異なる事業から発売されているソニー製モバイル端末のメディアコンテンツを一元管理できるソフトウェアとなっていたMediaGoではあるが、PSPの後継機であるPlayStation VITAではMediaGoとは異なるPC向け専用のコンテンツ管理ソフトが用意されMedia GoでのPlayStation VITA対応は行われなかった。

またその後にXperiaについてもXperia Z3を最後にMediaGoではXperia後継機の対応が見送られた(MediaGoの代わりとなるXperia向けのソフトは用意されておらず、正式に対応機種として加えられていないがMediaGoは標準的なAndroidスマートフォンであれば実質利用は可能なためXperia Z3以降の後継機種でも利用自体は可能であった)。

最終的にはウォークマン向けも「Music Center for PC」という新しい音楽コンテンツ管理ソフトウェアをリリースすることとなり、「Media Go」は2017年12月をもってダウンロードサービスを終了することがソニーより発表された。

主な機能・特徴

  • 静止画
    • 登録したフォルダ内の画像の表示
    • 対応機器への転送/自動転送、自動リサイズ後の転送
  • 音楽
    • 登録したフォルダ内の音楽の表示/再生
    • 対応機器への最適化後の転送/自動転送
    • 音楽CDからの取り込み
  • 動画
    • 登録したフォルダ内の動画の表示/再生
    • 対応機器への自動最適化後の転送
  • moraからコンテンツのダウンロード購入
    • 2013年10月17日開始のハイレゾ音源(FLAC形式・44.1kHz〜192kHz/24bit)に対応
  • PlayStation Portable
    • PSNからコンテンツのダウンロード購入(一部無料コンテンツ含む)
    • ダウンロードコンテンツの管理・バックアップ

対応フォーマット

最新のMedia Goは以下のフォーマットのオーディオファイルに対応している。

フォーマット(*.拡張子) コーデック 主なビットレート(kbps) 主なサンプリング周波数 備考
MP4 (*.mp4,*.m4a,*.m4b)
3GPP(*.3gp,*.3gpp)
AAC LC 320/256/192/160/128/96/64/48
HE-AAC 96/80/64/48/40
ATRAC(.aa3)
OpenMG Audio(*.oma)
ATRAC3 132/105/66 *.omaはバージョン1.6から対応
ATRAC3plus 352/320/256/192/160/128/96/64/48 *.omaはバージョン1.6から対応
ATRAC Advanced Lossless (非可逆圧縮)
高速転送部: ATRAC3plus 352/256/128/64
ATRAC3 132
バージョン1.6から対応
FLAC (*.flac) FLAC (可逆圧縮) 44.1/48/88.2/96/176.4/192kHz 非圧縮ファイルはバージョン2.6から対応
MP3 (*.mp3)
RIFF (*.wav,*.mp3)
MP3 320/256/224/192/160/128/112/96/64
RIFF (*.wav) リニアPCM (非圧縮)
Advanced Systems Format (*.wma) Windows Media Audio
(Windows Media Playerに準拠)
192/160/128/96/64/48
Ogg (*.oga,*.ogg) バージョン2.4から対応
AMR/AMR-WB (*.amr,*.awb) バージョン2.5から対応
AIFF (*.aif,*.aiff) バージョン2.5から対応
MP4 (*.m4a,*.mp4) ALAC (ロスレス圧縮) バージョン2.5から対応
DSD (*.dff,*.dsf) 2.8/5.6MHz バージョン2.5から対応
5.6MHzはバージョン2.6から対応

太字のコーデックおよびビットレートは、CDからの取り込み時にMedia Goでエンコード可能である。

なお、OpenMGやWindows Media Rights Manager、FairPlayなどの暗号化されたファイルは取り込みが不可能で、取り込むにはそれらに対応したアプリ(前者:x-アプリ、中者:Windows Media Player、後者:iTunes)で一旦CD-Rに焼く必要がある。

転送・接続対応機器

PlayStation Portable Ver.3.2以降非対応

  • PSP-1000
  • PSP-2000
  • PSP-3000
  • PSP-E1000
  • PSP-N1000

Xperia

  • ZX/Zシリーズ
    • ZX1
    • Z1000
  • Fシリーズ
    • F880
    • F800
  • WMシリーズ
    • WM1
  • Aシリーズ
    • A10
    • A20
    • A30
  • Sシリーズ
    • S10
    • S13
    • S780
    • S770
  • Eシリーズ
    • E080
  • Mシリーズ
    • M500
  • Wシリーズ
    • WS410
    • WS610
    • WS620
    • WH300
    • W270

ワイヤレスヘッドセット

  • Smart Wireless Headset pro

ハイレゾ・オーディオ製品

関連項目

脚注

外部リンク


Media Go

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/29 14:54 UTC 版)

x-アプリ」の記事における「Media Go」の解説

Z1000シリーズ及び2012年秋2017年春発売されウォークマンが正式対応している

※この「Media Go」の解説は、「x-アプリ」の解説の一部です。
「Media Go」を含む「x-アプリ」の記事については、「x-アプリ」の概要を参照ください。

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