riff
Riff
Resource Interchange File Format
(RIFF から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/10/08 15:28 UTC 版)
Resource Interchange File Format(RIFF、「資源交換用ファイル形式」の意味)は、タグ付きのデータを格納するための汎用メタファイル形式である。1991年、マイクロソフトとIBMが提案し、マイクロソフトのWindows 3.1のマルチメディアファイルのデフォルトフォーマットとして採用された。エレクトロニック・アーツが1985年に策定したInterchange File Format (IFF、「交換用ファイル形式」の意味) に基づいている。RIFFはIBM PCが使っているx86プロセッサに合わせて多バイト整数をリトルエンディアン形式で格納するのに対して、IFFはAmigaやMacintoshで使われていたため、68kプロセッサのビッグエンディアンを採用していた点が異なる。なお、アップルは1988年にIFFに基づいたビッグエンディアンのAIFFを策定している。
|
- 1 Resource Interchange File Formatとは
- 2 Resource Interchange File Formatの概要
- 3 RIFF に基づく主なファイル形式
リフ
RIFF
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 02:01 UTC 版)
RIFFファイルはタグ付きのファイル形式で、チャンクと呼ばれるコンテナの集合である。チャンクには4文字のタグ)FourCC)とチャンクのサイズ(バイト数)があり、タグによってチャンクのフォーマットが区別される。いくつか標準的なタグがあり、4文字すべてが大文字のタグは予約されたタグである。RIFFファイルの一番外側のチャンクはRIFFタグを持つ。チャンクデータの最初の4バイトはフォームの種類を指定するFourCCでその後ろにサブチャンクが続く。WAVファイルの場合、FourCCはWAVEである。RIFF形式ではチャンクの出現順には一般的な規定がないが、fmt チャンクはdataチャンクの直前に置くという例外がある。タグファイル形式の利点として、RIFFファイルの利用者が知らないタグは読み飛ばし、処理可能なチャンクのみを扱うことができる点があげられる。 RIFFフォーマットにおいて複数バイトで表現されるデータの並びはリトルエンディアンである。 RIFFファイルの一例を挙げる。この例ではオフセット0x0にRIFFチャンクがあり、チャンクの長さは0x00630b20である。FourCCはWAVEであり、ファイルがWAVファイルであることを示している。オフセット0x12からはサブチャンクが続く。オフセット0x30からfmt チャンクが始まり、オフセット0x48からdataチャンクが始まっている。 00000000 52 49 46 46 20 0b 63 00 57 41 56 45 4a 55 4e 4b RIFF .c.WAVEJUNK00000010 1c 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 ................00000020 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 ................00000030 66 6d 74 20 10 00 00 00 01 00 02 00 44 ac 00 00 fmt ........D...00000040 10 b1 02 00 04 00 10 00 64 61 74 61 d8 0a 63 00 ........data..c.00000050 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 ................00000060 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 ................00000070 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 ................00000080 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 ...................
※この「RIFF」の解説は、「WAV」の解説の一部です。
「RIFF」を含む「WAV」の記事については、「WAV」の概要を参照ください。
- RIFFのページへのリンク