l xとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 情報 > 記号 > 記号 > l xの意味・解説 

ルクス 【lx】

【参】照度

ルクス

【英】lx, lux

ルクスとは、照度を表す単位である。国際単位系SI)の一部となっている。

明るさを示す単位には、国際単位系でもルクスの他にルーメンカンデラなどがある。ルクスとルーメン、およびカンデラ主な違いは、ルクスが「照らされた面」の明るさを示すものであり、ルーメンは「出力された光の総量光束)」、カンデラは「ある単位角あたりの出力量」を示すものであると言える

ルクスは室内明るさなどを示す際にも用いられる。そのため、VDT障害予防などについて考慮すべき対象として言及されることがある2002年厚生労働省発表したVDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」では、照明および採光環境として、「ディスプレイ用い場合ディスプレイ画面上における照度500ルクス以下、書類上及びキーボード上における照度300ルクス以上」とすることが、VDT作業適した作業環境とされる

情報処理のほかの用語一覧
単位:  PHz  ロカール  ルーメン  ルクス  SI接頭辞  ゼタ  ゼタバイト

lx


LX

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 21:17 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

LX



ルクス

(l x から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/17 22:21 UTC 版)

ルクス
lux
記号 lx
国際単位系 (SI)
種類 組立単位
照度
組立 lm/m2
定義 1 m2の面が1 lmの光束で照らされるときの照度
語源 ラテン語 lux(光)
テンプレートを表示

ルクス(英:lux、単位記号:lx)とは、国際単位系(SI)における照度単位である。SI組立単位「ルーメン毎平方メートル」(lm/m2)に与えられた固有の名称であり、日本の計量単位令では「1平方メートルの面が1ルーメン光束で照らされる時の照度」と定義されている。

luxという名称は、ラテン語を意味する語からとられたものである。人名に由来するものではないので、単位記号は全て小文字である。英語では単数形・複数形ともluxと書く。1889年に作られた単位で、1948年の第9回国際度量衡総会(CGPM)で国際単位系に採用された。

照度の目安

  • 晴天の真昼12時の太陽光は約100 000 lx
  • 曇天の真昼12時の太陽光は約30 000 lx
  • 手術台は約20 000 lx
  • 日本のプロ野球では、野球場ナイター照明(内野)は2000 lx以上
  • テレビ放送のスタジオは約1000 lx (1 klx)
  • 百貨店売場は500~700 lx
  • 明るいオフィスは約400 lx
  • 学校環境衛生基準によって日本の学校の教室は常に300 lx以上
  • 夜の街灯の真下は10~100 lx
  • 蝋燭から20cmの距離は10~15 lx
  • 月の光は平均約0.2 lx
  • 星の光は0.00005 lx (50 μlx)

ルクスとルーメンの違い

ルクスとルーメンの違いは、ルクスは光束が広がる領域を考慮することにある。1 m2の領域に1000 lmを集中させるには、1000 lxの光束発散度を備えた正方形の照明を付ける。10 m2に同じ1000 lmを広げると、100 lxの光束発散度を生み出す。

  • ルクスとは、光源から発した光が、照射対象の床や壁に当たった明るさを数値化したもの。
  • ルーメンとは、光源から発する光を数値化したもの。

300 lxから500 lx程度の明るさを確保するためには、家庭のキッチン流し元ならば、1200 lmの蛍光燈が1つあれば可能である。一方、何十倍もの面積がある工場の内部を同等の明るさにしようとした場合は、1200 lmの蛍光燈が何十本も必要となる。すなわち、より広い領域を同じ明るさにするためには、より多くの照明器具から発する光束が必要である(工場では水銀燈22000 lmの照明が使用されていることが多く、効率的な照明設計が行われている)。

HIDランプなどの従来光源とLED照明の光源では、同等の明るさのランプでも、光束の数値が違うので、注意が必要である。

照度とエネルギーの関係

照度は、光のエネルギーではなく、人間の視覚によって知覚される光の供給を測定するものである。したがって、変換係数は、光の波長の構成あるいは色温度に応じて変わる。可視光スペクトルの中間の波長555 nmでは、1 lxは1.46 mW/m2と等しい。

符号位置

記号 Unicode JIS X 0213 文字参照 名称
U+33D3 - ㏓
㏓
ルクス

Unicodeには、ルクスを表す上記の文字が収録されている。これはCJK互換用文字であり、既存の文字コードに対する後方互換性のために収録されているものであるので、使用は推奨されない[1][2]

ヒトに及ぼす影響

ヒトの場合、約1000 lx以上の白色光に照らされていると、光の強さに関わらず、ほぼ同等の覚醒が誘発されるのに対し、1000 lx未満では一般に暗くなる程、眠気が誘発される[3][注釈 1]

脚注

注釈

  1. ^ ただし、1000 lx未満での眠気の誘発度合いは、照度に対して線形ではない。

出典

  1. ^ CJK Compatibility” (2021年). 2022年3月28日閲覧。
  2. ^ The Unicode Standard, Version 14.0.0”. Mountain View, CA: The Unicode Consortium (2021年). 2022年3月28日閲覧。
  3. ^ 井上 雄一、林 光緒 編集 『睡眠の科学 - そのメカニズムと対応 -』 p.209 朝倉書店 2011年1月25日発行 ISBN 978-4-254-30103-8
SIの光の単位

[編集]

測光量 SI単位 備考
名称 記号
光度エネルギー ルーメン lm⋅s 放射量における放射エネルギー
光束 ルーメン(またはカンデラステラジアン lm 放射量における放射束
光度 カンデラ cd 放射量における放射強度
輝度 カンデラ毎平方メートル cd/m2 放射量における放射輝度
照度 ルクス(またはルーメン毎平方メートル) lx 放射量における放射照度
光束発散度 ルクス(またはルーメン毎平方メートル) lx 放射量における放射発散度
視感効果度 ルーメン毎ワット lm/W
発光効率 ルーメン毎ワット lm/W ランプ効率とも呼ぶ

LX

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 13:53 UTC 版)

ランチア・デルタ」の記事における「LX」の解説

1.3Lと1.5Lのガソリンエンジンを積むレギュラーモデル1.5には3速ATの設定もあった。

※この「LX」の解説は、「ランチア・デルタ」の解説の一部です。
「LX」を含む「ランチア・デルタ」の記事については、「ランチア・デルタ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「l x」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



l xと同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「l x」の関連用語

l xのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



l xのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
社団法人日本映像ソフト協会社団法人日本映像ソフト協会
Copyright © 2000-2024 Japan Video Software Association
IT用語辞典バイナリIT用語辞典バイナリ
Copyright © 2005-2024 Weblio 辞書 IT用語辞典バイナリさくいん。 この記事は、IT用語辞典バイナリルクスの記事を利用しております。
大光電機大光電機
Copylight 2024.DAIKO ELECTRIC CO.,LTD.All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのLX (改訂履歴)、ルクス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのランチア・デルタ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS