VVVF省エネ車とは? わかりやすく解説

VVVF省エネ車(1984年以降)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 00:40 UTC 版)

近畿日本鉄道の車両形式」の記事における「VVVF省エネ車(1984年以降)」の解説

L/Cカー」も参照 車体外観前世代とほとんど変わらない3200系5200系列・7000系列などを除く)が、以下の通り多く変化加えられている。 第2世代以前2両編成廃車始まったことによる代替目的などから、2両編成車両が多い。逆にこの世代からは3両編成車が製造されなくなった制御方式VVVFインバータになり、側面乗務員直後に「VVVF INVERTER」のエンブレム貼付された(5800系のみ「L/C」のエンブレム貼付されている(2009年3月以降順次撤去)。また機器メーカー日立製作所製三菱電機製かによって、一部系列除き系列番号分けている。 1986年3200系より本格的にアルミ合金車体採用初期車は主にA6N01アルミ合金用いられていたが、1233系・1430系・6413系以降リサイクル性溶接性考慮し、A7N01アルミ合金用いられている。ただし、急行車両として3扉構造新製された5200系のみ、側窓を大型化した関係で構体開口部が他系列比較して大きくなったため、構体強度確保観点から普通鋼構体採用している。これとは別にけいはんな線所属7000系普通鋼構体となっている。 全幹線新規車体本格採用され奈良・京都線と同じ広幅絞り最大幅2,800mm)となった3200系以降中間車の窓配置前後対称となる。これに伴い定員1名あたり座席幅が車端部及び乗務員後部が400mm(4人または7人掛け)、ドア間が430mm(7人掛け)と不均一であったものを全て430mmに統一した(車端部座席は5人掛け変更)。この影響で、座席定員若干少なくなり(先頭車両6名、中間車両2名分)、また先頭車両運転台後ろにあった座席廃止され車椅子スペース1991年まで新造車両では落成当初設置していなかったが、2004年まで設置完了)へと変更された。 1989年製造開始した車両からは新アルミ材の使用および台枠構造の関係で、車体裾が下方向若干長くなった。 3200系以降、マルーンレッド(それまでの1色塗り時代のものより明る色調とし、同時にマルーンよりマルーンレッドに改称した)とシルキーホワイトのツートンカラー採用。この配色幹線全通勤車と、後に特殊狭軌線を除く支線にも採用された。2001年頃からは更に裾部と雨樋部分(1420系以前車両雨樋埋め込まれている車体構造となった3200系以降では塗り分けられていない)のマルーンレッド塗装省略した簡略化塗装への変更幹線系・支線双方進められ、現在ではシリーズ21アートライナー復刻塗装を除く全通勤車がこの簡略塗装となっている。 袖仕切りパイプのみから、化粧板併用したタイプとなった運転席メーターパネルデザイン若干変更された(カラー水色からになった)。ただし、6400系最初の2編成従来型デザインおよびカラー運転台であったこの世代のみ、機器面におけるごく僅か変更点でも、1位単位別系列に区分されている。 3200系除き大阪・名古屋線と奈良・京都線で導入系列が統一された。ただし運用上在来車と混結する必要があるため、編成向きノッチ操作設定配置線区により異なっている。 2020年頃には列車液晶ディスプレイ(LCD)が取り付けられている車両増えてきたが、未だに搭載車両LED表示搭載車両(5200系5820系9020系なども含む)が残っており、現時点で完全に普及していない。

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