VVVFインバータ制御編成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 23:45 UTC 版)
「京成3600形電車」の記事における「VVVFインバータ制御編成」の解説
余剰で休車扱いとなっていた制御車のクハ3621・3628・3661・3668を1999年2月に電動車化し、暫定的に以下の4両編成を組んで営業運転を再開した。 制御装置は、東洋電機製造製GTO素子使用のVVVFインバータRG633-A-Mをモハ3628とモハ3668に搭載した。主電動機はTDK-6170-Aかご形三相誘導電動機(社内制式名称KMM6170,出力130kW)、駆動装置はTDカルダン、台車はFS-562形で、これら電装品は3700形と同一のものを用いている。パンタグラフは8連化の際に撤去した余剰品を流用のうえでモハ3628とモハ3668に搭載したが、設置スペースを捻出するために連結面側のクーラーを1台撤去し、残りの3台もCU-15BからCU-15Cに変更している。電動発電機と空気圧縮機は廃車になった3100形・3150形の流用品で、ともにモハ3621とモハ3661に搭載された。電動発電機は容量75kVAタイプのCL-355-B1、空気圧縮機はAC-1000という組み合わせは3200形・3300形と同じ。 ← 京成上野 成田空港・ちはら台 → 組成変更日6両編成化付随車廃車日モハ3668◇ モハ3621 サハ3608◇ サハ3601 モハ3628◇ モハ3661 1999年2月 1999年8月 2017年2月 サハ3608にパンタグラフを搭載した。クーラー関係はモハ3628・3668と同じである。電動発電機と空気圧縮機は3150形の廃車発生品をサハ3601に搭載した。空気圧縮機は在庫の関係上、直流電源のC-1000であったが、2000年6月に交流電源のAC-1000に交換された。台車は一部改造され、FS-013A形となった。 なお後述の通り、本編成のうち中間に挟み込まれていた付随車2両(サハ3608・3601)は2017年に廃車となり、現在は4両編成で引き続き運用されている。
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