VVVF化改造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 07:38 UTC 版)
「営団7000系電車」の記事における「VVVF化改造」の解説
1996年(平成8年)度最後のB修施工車となる第06編成からは省エネルギー化やメンテナンス性の向上のため、IGBT素子によるVVVFインバータ制御への更新が開始されている。当初、B修工事を施行した編成はチョッパ制御装置を更新せずに出場したが、以降はB修と同伴して制御装置の更新も実施されるようになった。なお、制御装置未更新車は後年に制御装置の更新工事を施工している。 初期に施工した第02・06・07・12・14編成では3レベルインバータ方式(三菱製の素子耐圧1,700V - 400A 日立製の素子耐圧2,000 - 325A)だが、1999年(平成11年)度最後の施工となる第19編成以降は2レベルインバータ方式(素子耐圧3,300V - 1,200A)として装置の小型軽量化を図った。主電動機は出力が160kW・制御方式は1C2M4群方式であり、MT比は6M4Tと変わらない。 三菱製3レベルVVVFインバータ装置(MAP-178-15V53形、6000系の同一品) 日立製3レベルVVVFインバータ装置(VFI-HR4820C形、6000系の同一品) 三菱製2レベルVVVFインバータ装置(MAP-178-15V95形) 日立製2レベルVVVFインバータ装置(VFI-HR4820F形) また、第08・11・17編成では1次車の強制風冷式チョッパ装置を、前述のVVVF化で余剰となった3次車のフロン沸騰冷却式チョッパ装置への換装をして機器更新扱いとした。(編成全体でフロン沸騰冷却式チョッパ装置へ統一。) 2003年(平成15年)度からは05系13次車に準じたPGセンサセレスベクトル制御方式、純電気ブレーキに対応した2レベル方式(素子耐圧は3,300V - 1,200Aを踏襲)で1C4M2群/1群制御方式に変更されている。さらに7000形を電装解除(CM2→CT2化)してMT比が5M5Tに変更された。 また、この方式の車両はブレーキ装置が均一ブレーキ制御からT車遅れ込め制御方式に変更している。初期にB修工事のみ施工し、制御装置の更新が2003年度以降の第01・04・05・10・18編成に施工された。 三菱製のVVVFインバータ制御装置(MAP-174-15V122形、6000系の同一品、第27編成以降の新規VVVF車はこのタイプを搭載) 日立製VVVFインバータ制御装置(VFI-HR1410K形、6000系の同一品)
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